February 22, 1985 墓 カテゴリ:H emisphere 大きな墓を作りたがるひと・子孫達 大きなことを成し遂げたひとなら 逆にわかることなのです 大きな墓の意味のないことを 木の切れ端でも さしておけばいいんです 人がしばらく 踏まないように 犬がしばらく しょんべん かけないように … >>続きを読む
April 27, 1982 宗教と国家と戦争 中学の卒業作文から カテゴリ:B onjour ここに一冊の本と一つの経典がある。 一つは聖書。 もう一つは般若心経。 宗教がなければ近年の世界はまとまらなかったともいえるし 宗教があったから現在も戦争があるともいえる。 たまたま地球に いる私達 人間だけが 言葉をもち 文明をもち 哲学をもち 宗教 >>続きを読む
May 17, 1978 中日ブルーバード賞 カテゴリ:F amile 母フロッグ氏は僕が通知表をもらってくると途端に不機嫌になる。 当の僕は気にしないわけでないが、翌日になるところっと忘れる。 通知表に「あひるや電信棒が並んでいても」悔しいのだが忘れる。 母は、この通知表を念のため仏壇に置く。 なぜそうしなくはいけないかは >>続きを読む
May 26, 2074 大予言 カテゴリ:B onjour 誰が西暦とつけたか知らないが 人間の歴史が10万年ぐらいなのに 紀元前のほうが目茶苦茶ながいのも変だな。 今後まあ氷河期が5万年後前後には来るから 西暦52000年前後が人類としては厳しい時代になるのかな もしくはそれで一旦、終止符だと何とか文明として また >>続きを読む
January 09, 2074 そもそものはじまり あいさつ カテゴリ:F amileH emisphere きょうはたのしいお泊りだ。 ただ近所だ。 めずらしく母フロッグが許可してくれた。 キクちゃんとハルちゃんとトランプして遊ぶ。 いつ寝たのかわからないが いつのまにかだった・・。 姉は落ち着きがなかった。 ▼ 翌日、母が迎えに来た。 ちょっといつもと違って >>続きを読む
November 14, 2072 そもそものはじまり おもいつき カテゴリ:B onjourF amile テレビをつければ父が 「パンダか・・」とつぶやく。 なぜに白と黒の眼がぶたれたようなクマがすごいのか 判らないようだ。僕は「かわいい」と思った。 上野動物園にジャイアントパンダのランラン、カンカンが来たらしく もうフィーバのようだ。 父ミフネはどちらかと >>続きを読む
August 24, 2072 そもそものはじまり こける カテゴリ:B onjourF amile 自転車を買ってもらった。 うれしい。ただよくこける。 この間もこけてドブにおちた。 さて今日は朝から家族があわただしい。 なんでも「墓参り」らしいのだ。 家族4人でそれぞれが自転車に乗る。 父ミフネはご機嫌だ。 田んぼのあぜ道は舗装していなくて 走りにくい >>続きを読む
July 24, 2072 そもそものはじまり 落ちる カテゴリ:F amileB onjour 今日は人生でもっとも鼻につく日になった。 肥溜めに落ちたからだ。 父ミフネがこれ以上にない「くさい」という顔している。 負けじと姉クロコも鼻をつまみながら「くさい」と叫ぶ。 鼻をつまめば「臭い」筈もないのにだ。 僕は、鼻をつまんでも臭い。なぜなら鼻の中ま >>続きを読む
December 10, 2070 父ミフネの予言 カテゴリ:F amile 父ミフネは母フロッグに話す。 母フロッグ氏は現実主義。 そんな難しい話をしてもあまり理解できていないらしい。 僕はおもちゃをころがしながらも そんな父が気遣って父の膝に乗る。 父の話を聞きながら。 「関東大震災にしても 伊勢湾台風にしても 明応地震 >>続きを読む
December 03, 2070 そもそものはじまり カテゴリ:F amile 今日も白黒テレビから皆川おさむ「黒ネコのタンゴ」が響く。 相変わらず母フロッグ氏の食事は父ミフネには合わないらしい。 薇じかけの買ってもらったばかりのロボットが空しく彷徨っている。 僕はといえば父のお酌番である。 僕の誕生日である。姉のクロコ氏はすっかり >>続きを読む