
トヨタ オリジンという初代クラウンなのである。
これを復刻デザインとして当時のプロゲレをベースに製造し当時としてはセルシオ並みの700万円という値段も破格であったが。
これをトヨタらしくないというのは採算が合わないことをするのが珍しいからだ。
いまや2兆円利益の企業でありながら徹底したコスト重視の企業理念は全く隙がない。
なのにトヨタ オリジンは当時としてはかなり赤字だったとのこと。
僕はそろそろそういう夢のある遊びのある車を出してもいいのでは?と考えている。
車は確かにもうけて何ぼの世界だが、世界的にみてどうしても車企業の国として日本はドイツ、イギリス、イタリア、アメリカに歴史的に見下されてきた。
何が足りないかというとドイツ流の質実剛健ぶり、イタリア流の遊び、艶感。
イギリス流のクラッシック、インパネ周りの洒落感。アメリカ流のパワー。
これどれ一つとっても負けている。じゃあなぜトヨタがこんなに儲けているの?
儲けていても記憶に残らない会社ではダメだ。
私はそういう各国の歴史を打破するジャパンオリジナルな車をトヨタに出して欲しい。あのイカにも優等生のクローン人間のような無感情なエクステリアもトヨタらしくていいが、一部に儲け度外視の部門の車も出して欲しい。
レクサスに託してもいいし別でもいい。
世界に今までこんな車があったのか?デザインがあったのか?インテリアがあったのか?シートがあったのか?インパネがあったのか?
2兆円の利益は無駄ではない。
我々は驚く準備をして待っていたい。