8cd09c32.jpg10歳の少年、ピート・カールトン(マーク・ドネイト)は末期の脳腫瘍に侵され、もはや余命いくばくもない体だった。

「どうして、僕だけが……」。外で遊ぶ他の少年たちを見ながら、彼は自分の不運を嘆く。しかし、そんな彼にも、かなえたい夢があった。それはこの世でもっとも美しい青い蝶、ブルーモルフォに、自分自身の手で触れること。蝶が大好きなピートは中南米の熱帯雨林にしか生息しないその幻の生き物を、命あるうちに見たいと願っていた。

息子の願いを知った母親テレサ(パスカル・ブシェール)は、彼をモントリオールにできたばかりの昆虫博物館へ連れて行く。ピートが尊敬してやまない世界的に有名な昆虫学者アラン・オズボーン(ウィリアム・ハート)に会わせるためだ。ピートの願いをかなえてくれるのは彼しかいない。

しかし、アランは見知らぬ少年に対して、そっけない態度を見せる。車椅子にのった病気の子どもをジャングルに連れて行くなんて無茶な話だ。第一、ブルーモルフォを見られる時期はあと一週間で終わってしまうではないか。

だが、ピートはあきらめなかった。アランの留守番電話に、ひとりで探しに行くとメッセージを残し、彼は空港へ向かう。心配したアランがピートの家を訪ねると、ちょうど警官に保護された少年が戻ってくる。アランは、そんなピートの熱意に打たれ、彼の願いを聞き入れる決心をする。


これは天国の青い蝶という実話の物語のはじまり。

私の親友の弟 A君が副腎癌におそわれのが数年前。
東京医科歯科大学にて手術して病理組織を取り寄せると神経芽腫という本来小児に特有の腫瘍。成人には珍しく難治性で再発は必発。1年以内に死亡がほとんどとわかった。兄が弟と退院後ゴルフを一緒にしようと計画があり僕から弟の一番まわりたいコースへ行こうと連絡。弟から廣野ゴルフクラブの希望があった。