雲谷寺の境内に墓所を移した。
親族皆が感動してくれて本当にやって良かった。もちろん先祖も慶んでくれていると思う。
墓開きの開眼法要に続き、何と住職の計らいで本堂に移り更に法要を営んでくれた。
ありがたいことだ。
半田の木曽路に移り食事会を開いた。最後に下記の挨拶を行った。
やはり自分でも涙ぐんだ。
先祖の涙なのか。
本日はお忙しいところ貴重な時間をさいていただき、開眼法要にご参集頂きまして誠にありがとうございました。ご先祖の皆様も懐かしいお顔と一同に再会でき、きっと喜んでいることと存じます。○○家が今こうしてあるのは今日お集まり頂いた方々のご助力・ご尽力があっての賜と考えております。亡き父に成り代わり今までのご厚誼に厚く厚くお礼を申し上げます。ありがとうございます。
前墓所が雨にて土砂が流れやすいこと、壊れやすいこと、周りの墓所に影響がでていることなど様々な問題がありこのたび妻と検討しました。今世の私たちが生を受けたのは御先祖の存在なくしてはありません。誰一人欠けても我々の存在は無かったことになります。ご先祖様に感謝し、ただ安らかにお眠り頂くよう願う気持ちのみから安易・略式に走らず安定した墓所への改葬を決意しました。またお墓の開眼法要はあらゆる冠婚葬祭行事
で一番大切とされ、全ての先祖を供養して敬うご先祖様全員のための慶事でございますので親族ご縁のある方々に広く声をおかけしました。
墓所を建立するために自然と沢山のことを学びました。何事にも自然にわき起こる無徳の精神で対応し、また日々生を受けたことに感謝を忘れず最善を尽くす気持ちでございます。僕らもいずれお墓に入ります。その時は現在の地位も名誉もお金、家、この体さえも持っては行けません。結局残るのは精神そのものでございます。色のついた物質こそ本質がなく空であり色の見えない心そのものを磨くことが今世の尊い修行である、それこそが色即是空、色即ち是空なりという教えそのものと感じとりました。
最後になりましたが、新しい墓所を御先祖様との心のふれあい、また自分自身の心のふるさとと考え今まで以上に供養させて頂きます。皆様の御家族すべてのご健勝と御発展を心からお祈りし、御挨拶にかえさせて頂きます。
本日はご来席頂き誠にありがとうございました。
実は私はここにどうしても入れたかった言葉がある。
妻に本当に感謝している。
僕が決意した時、お金もないのに阿吽の呼吸で一言 お墓をつくりましょう といってくれたこと。まだ8年しか○○家にいない彼女が実は一番の理解者であったことに本当に言葉もない感謝でいっぱいだ。
先祖を代弁して ありがとう を言いたい。