0459a469.jpg数年前に鳴り物入りで登場した電動二輪車「セグウェイ」。斬新なデザインと優れた安定性で大きな話題を呼んだが、各国で交通法との関係や高い販売価格などから、当初予想されたほどには普及していない。日本でも、道路交通法の保安基準に満たないため、製品をそのままの形で公道で使用することはできない。

そんなわけで、日本での「セグウェイ」の利用は私有地や屋内での利用がメイン。その「セグウェイ」に、新しく、オフロードモデルの「Segway PT x2」と、ゴルフモデルの「Segway PT x2 Golf」が登場した。
ゴルフモデルの「Segway PT x2 Golf」
(写真=日本SGI株式会社)

体重の重心移動だけで方向転換を可能とした改良型の新型汎用モデル「Segway PT i2」をベースに、それぞれオフロードタイヤとカート向けのターフタイヤを装着して安定性を増した。ゴルフモデルにはさらにゴルフバッグを搭載できるパーツが付属している。ゴルフモデルは、通常のゴルフカートよりコンパクトで小回りが利くことため、国内正規販売代理店の日本SGIでは、全国各地のゴルフ場への販売を見込んでいるという。

あの「セグウェイ」が、日本ではゴルフカートでの利用がメインになるとはちょっと寂しい気もするが、裾野が広がるのは確かだ。海外では、警察などの公共機関だけでなく、NASAが宇宙用ロボットに採用するという情報もあり、登場当初の熱が冷めたいま、「セグウェイ」の真価は徐々に発揮されてきていると言えるかもしれない。