物心ついたころ3歳のころからよくコップを引っくり返し怒られた。泣いて泣いて平静になると気がつく友がいた。ジュースをこぼしてもこぼしても割れない丈夫なコップである。▼
母が言っていた。
「私が結婚したとき松坂屋で購入したフランス製のグラスなのよ。耐熱性ですごいのよ。」
こどもにはどうでもいい話であるが要するに割るなよと理解していた。
確かにそれから巣立ち、デパート巡りやウィンドーショッピングを趣味にするようになってもこのグラスに出会うことはなかった。松坂屋も中途販売をしていなかったらしい。
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大学生になり東京にあこがれインテリアショップ巡りをしたとき広尾FOB COOPにてこのグラスが販売しているのを初めてみた。
これか。我が家のグラス。私の友は・・・。もう20年以上も前である。
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それからの普及は凄かった。全国のカフェ開店ブームに乗ってどこのショップもこのコップを使用した。
今はどこの店でも扱っている有名なコップ。
私にとっては33年前から、母にとっては44年前からの友・名もないコップが世界の家庭の顔になっている。嬉しいかぎりだ。
我が家の初期タイプは少し形が違いまた時の流れであめ色に変色している。
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また今どこかの家庭でコップをこぼした子供がいるだろう。是非プラスティックではなく重みのあるこのコップを使ってもらえれば。
なかなか割れませんから。
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44年前に我が家に登場した12個の初期型DURAREX。
今8個の初期型がまだ元気である。
4個の不在原因は当然私が知っている。
フランス産のカフェスタイルグラス、デュラレックス(DURAREX)【ピカルディー90cc〜220cc】
DURALEXを製造していたフランスのサン・コヴァン社は、ガラス造りで300年の歴史を持ち車のフロントガラス製造の技術を活かし、実用性に優れた、この広口の耐熱強化グラスを造り上げました。
【デュラレックスの歴史】
・1939年…フランス国営「サン・コヴァン社」の手により世界初の強化ガラス製のタ ンブラーを製造
・1946年…「DURALEX」ブランドの確立
・1960年…世界へ向けて輸出
・1962年…我が家に進出
・1987年…FOB COOPが輸入販売開始。私との再会。
・1998年…イタリア・ボルミオリ社の傘下に入る
それを機会に大きく世界中に躍進。日本でもカフェ定番となる。