e23933f1.jpg日本では家具作家・デザイナーで有名なのは
・柳宗利
・渡辺 力
・長 大作
・喜多 俊之
・イサム ノグチ
・岩倉 エイリ

日本でジョージナカシマといってもインテリアに興味なければ誰も知らない。


世界・欧米で有名な日本・日系のデザイナーといえば
・ジョージナカシマ
かなりの認知度で驚いた。

このギャップを埋めるべきか?埋めざるべきか?

<ジョージ・ナカシマ (1905〜1990)>
日系アメリカ人
ワシントン州のシアトルで育ち、ワシントン大学で森林学
を二年間学んだ後、建築学を二年間学ぶ。

奨学金を得てハーバード大学大学院に入学。その後、マサチューセッツ工科大学へ転校、建築学修士号を取得。
卒業後は、なけなしのお金を持って世界一周の旅(アメリカが大恐慌の時代)に出る。

その途中、戦前の日本に立ち寄り、父の友人の紹介でチェコ人の建築家アントニン・レイモンドの設計事務所に席をおき、建築設計の仕事をする。

日本建築士の草分け時代の事で、当時の同僚には前川國男や吉村順三などが、後輩には丹下健三もいた。その後、インドへ建築の仕事で赴任し、「木匠」としての精神的な基礎部分を形成する、貴重な体験を数多くした。

アメリカに戻ると、第二次世界大戦のため日系人として収容所に収監され苦労したが、そこで知り合った日本人大工に家具の作り方を教わった。
戦後は、アメリカに帰国したレイモンドを頼ってニューホープに移り住み、家具製作を始める。

アメリカでは1952年建築学会のゴールドメダルを受けるなど、早くから認められた。
作品はスミソニアン博物館、シカゴ美術館などにあり、1986年にはメトロポリタン美術館ジャパンギャラリーの一室の家具をすべてひとりで製作した。
日本でも東京国立近代美術館、東京都現代美術館などに作品が置かれており、文字通り世界的に知られた木工家具作家で、パイオニア的な存在の一人。