瓦を利用した禅の庭を創作したい旨をある講演でしゃべったら
訊いた方から
「実家(彦根)に帰ったら瓦おろししている近所の家があったからもし良かったら頼みましょうか?」
なんとチャンスだとのこと。

今時、古いかわらを降ろしている場面などまずなし。降ろすより落としたほうが早いのでまず割って解体してしまうだろう。
120枚保管してもらっていたのだが
さあこれを引き取りに。

当初は自家用車レクサスで運ぶつもりで、彦根の方からは大丈夫?といわれたが
急に実行日に近づき不安になった。

古いかわらは4キロぐらいあり120枚なら500キロ!!これゃぁパンクだ。
こんなの宅急便で運べるの?と思いクロネコさんに電話。
宅急便は軽くお断りだった。

しつこく食い下がるとやっとヤマト便というのを教えてくれた。
梱包さえしてくれていれば6箱で4000円ということらしい。
それならという事で梱包のために彦根へ直行。

瓦はとても上物で旧家で使われたもの。
これを丁寧に梱包が大変な作業であった。
5枚を紐でくくりそれをプチプチ君で包む。
購入したダンボール箱にそれを3組計15個を入れた。

そしたら重い重い!契約では40キロ以内じゃないとダメってクロネコさんに言われたからこれは実質オーバーか。
なんだかんだで2時間かかった。

その6箱を所定の場所まで移動してもうシンドイ。限界だった。

先程彦根のその方からメールが。

クロネコのお兄さん軽ーくひょいひょいと運んでったとのこと。
正直ショックでした。年齢の差でしょうか?

瓦の庭つくり。ここからが大変そうです。