人間の記憶のメカニズムほど面白いものはない。以前この疑問に興味をもちむさぼるように本を購入して読み漁ったものだ。
記憶の仕組みはさておき、文章や言葉だけでなく味覚や視覚的な記憶、嗅覚などの記憶も出来ることがスグレモノだ。

円周率暗唱10万けたの世界記録保持者、原口證(あきら)さん(62)=千葉県茂原市=が2日午後、奈良県大和郡山市で、自らの記録を塗り替える暗唱11万けたへの挑戦を開始。夜を徹して続け、順調なら3日午前中に新記録を樹立するそうだ。

私は全くもって賞賛するが驚かない。
我々は夢を見る動物だ。その夢で例えば家族とかが登場する。その輪郭、ディテールはものすごく違わない印象で描かれる。これは同然、我々の記憶のメカニズムから掘り起こされた情報である。また私は夢でルーブル美術館に入りモナリザを観た。その絵の美しさに驚いたものだ。その絵も寸分違わず本物ように描かれていた。
その情報量はコンピューターで解析すれば円周率の11万桁と同等のものであろう。

まさに詭弁的論理ように聞こえるが我々は程度の差こそ微妙であれ記憶力は宇宙のごとく無限であり、僕達だって同等の記憶力をもっているのだ。

さあ思い切って記憶の扉を開放してみましょう!