
フランクロイド、スティックリー、ジョージナカシマ、ハンスウェグナー、イブコフォードラーセン、フィンユールはすでに伝説だ。
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現在の家具はプロダクト製品の性格上大きくモダニズムにシフトして木製製品が少なくなった。
そんな中現代アメリカを代表する家具作家でデザイナーがジョン・ケリーだ。特に彼の作品でも1992年に発表しているJ1シリーズが秀逸だ。
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デコスタイル、オリエンタル禅、ミッションスタイルがいい意味で清潔感あるデザインでアメリカンチークと相まって暖かみある飽きのこない愛着感を誘う。
ひとたび彼の意匠である引き出しの取っ手の使いよさと引き出しが裏側からも出せるその意外性を知ることとなると、
ユーモアと実用性の高さのバランスに感嘆せざるをえない。
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静かにそしてしっかりとジョンケリーは伝説の家具作家に
歩み寄っている・・・
そんな確信を抱きながら引き出しをそっとしまうのであった。