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スコットランドは諸説あるがゴルフ発祥国ということもあり最も眼の肥えたゴルファーが多いことでも知られる。当然近隣にはタンベリーやミュアフィールドそしてカーヌスティーと世界レベルが並ぶ。噂のキャッスル・コースを設計したのがスコットランド生まれの若い(1967年生まれ)デビッド・マックレイ・キッド。大学卒業後、彼は小さなゴルフ設計会社に就職。其処でコース設計者への道を歩み始める。そして24歳で有名なDGD(グレンイーグルス・ゴルフ開発)に引き抜かれ、オレゴンの怪物バンドンデューンズを設計。
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スコットランドのDNAが刷り込まれた設計哲学はオーソドックスで
斬新さも兼ね備える。コース設計の原理(プリンスプル)を尊重しながらも、与えられた土地の能力を最大限に生かす、融通性のある発想が特徴。そんな才能が、高く評価された結果の一つが、ゴルフの聖地の七つ目の設計を任されたことだ。
その他にもスペインのマヨルカ島、ネパールのカトマンヅなど、欧州、アジアそして北米大陸で多くの仕事を受注し続けている。
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彼の才能は海外で大きく開花したがスコットランドでこそやはりDNAがうずくのかより自然な融合が達成されているような気がする。セントアンドリュースに滞在してゆっくり堪能したいものだ。