ab1ca691.gif義父ヒッチコック氏にスコットランドへドライブを計画中と云ったらハイランドへ行けよと言われた。義父は荒涼たるシーサイドロードを抜けてネス湖のあるハイランドに昔一人で行ったそうだ。

北海道ほどしかないが意外に日本人で北海道をすべてドライブ周遊した輩は少数派である。義父は「荒涼たる・・」という表現を使ったが私は「GeniusLociゲニウスロキたる土地」と言い変えたほうが適切かもしれないと感じた。
正直人間は母なる大地、地球の大地の意匠を変え続け、いや、もはや変えすぎた。西洋にもGeniusLociという土地の魂塊という考えがあり日本も古くから土地の神様が宿るとした。地球という母なるゲニウロスキにのみ土地の意匠は委ねられてきたはずだ。自然現象、地震、噴火もゲニウロスキなる感情だ。

スコットランドを旅すると写真では確かに荒涼とした印象がある風景も間近に見ると「ふつふつとゲニウロスキな感情が沸き起こる」大地として、幾年も変わらない意匠が残されているのだ。
そしてスコットランドのリンクスは、アメリカや日本の人工的シーサイドコースと違いありのままのゲニウロスキ的な感情のおもむくままにそこにまるでそのコースを設計したのではなく単に発見するだけの作業だったかのように存在するのだ。
まさにリンクスは発見されるのを待っていただけなのだ。

周囲の自然と一体となりゲニウロスキの感情も魂もヤマビコのようにコダマする。コダマに呼応するようにヒースが風に揺れている。今から考えるだけでワクワクするではないか。