baeb8a02.jpg母フロッグのところへ友人がニュージャージーより宿泊。久しぶりに母の友人と電話でしゃべる。娘さんがハーバード卒後、 Cook College Rutgers, The State University of New JerseyでLandscape ArchitectureのProfをされているとのこと。
僕が中学生の頃に東京へ遊びに行き宿泊させてもらった際に逢っている。
彼女が異国の地でjapanese Gardenについて啓蒙されているとは何と感慨深いことか。

因みに母とその友人は喋り方かた風貌、洋服ー洋裁センスなど共通点が多く昔僕らがからかって姉妹みたいねと言っていた。(彼女の娘さんもこれにいたく同意)

娘さんの研究によると脳への癒し効果は日本庭園で最も優れているらしい。医学界と共同で現在研究中のこと。更なる成果に期待したいものだ。

分野違いで失礼を承知で申すなら私は付言を申し上げたい。
つまり精神的にまたは病気による何らかの脳の低下やストレスの患者に対してまたは
記銘力低下や痴呆性の患者に対して
どのタイプ(英国、フランス、日本等)のlandscapeがhealing effect、改善効果を持ち合わせたりしているかは民族間で差があるのでは?と考える。

つまり欧米人にとっては効果があるのはjapanese garden であるかもしれない。
それは日本庭園の美に純粋に陶酔した心かもしれない。一方で実は非日常的風景に心理刺激されたかもしれない。更に一方で日本人にとってはその非日常的風景は英国庭園かもしれない。心の中にある癒し空間である心象風景は各国民族間で差異があって不思議ではない。

愚問であったかもしれない。失礼をお許しいただきたい。いずれにせよ娘さんが現在実行中の業績は、我が日本の文化を世界伝達する重要なものであることにはまちがいはないだろう。多くの日本の優秀な本物の作庭家が残念ながら英語ができない点を十分補って米国へJapanese Garden を日本代表として発信してほしい。
私も母も庶民的な作庭家のはしくれ。
自分のことのように嬉しいものだ。