「明日に向かって撃て」 雨に濡れても・・・僕が高校3年生のころ、何となくこのまま大学に入るのか、医学部受験が自分にとってどうなのか、高校でやり残しがないか
さまざまに自問自答していた頃だ。
友人とよくジャズバーや色んなカフェに制服を着て出入りして逃避行していた。
高校の昼放課についつい自転車で「ランチ」と称して遠出をしたものである。
ある日は、余りに遠出をし過ぎて次の授業が終了していた時もあった。
そのとき友人が見つけて紹介してくれたお店「シネマカフェ21」があった。
名古屋栄の繁華街の路地を抜けたビル2階にあった。
もう23年以上も前の話だ。
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中へ入りそこで珈琲を頼むと
「今日は映画ごらんになられますか」
と聞いてくれる。すでに中学生の頃から無類の洋画好きであった僕は学校帰りに寄ってはしゃぶりついて観たものだ。その当時はレーザーディスクも高価で高校生には高値であった。ディアハンター、タクシードライバー、スティング 数々の名画がその僕の特等席で脳裏に刻まれた。僕にとって懐かしの「電影映写室」であったかもしれない。当然ながら今その店は存在しない。風のうわさで大学生のころ閉店したことを知った。今そこを見上げるとそんな店などまるで無かったように他のお店が営業されている。
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僕がそのお店で初めて感動した映画が「明日に向かって撃て」である。
ラストシーンを観終わって高校生の僕がちょっと背伸びし勇気をもらえた。
その日店を出ると外は雨。友人と傘もささず栄駅の地下街まで走り抜けた記憶がある。その日は濡れても格好いい事情があった。映画の挿入シーンでポール・ニューマンがキャサリン・ロスを自転車に乗せて遊ぶ場面で流れる曲が心の中に何度もリピートされていたからだ。濡れて地下街に入っても何故か血潮が流れているようで・・・少年だった僕の胸は熱く・・・ちっとも寒くなかった。
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さまざまに自問自答していた頃だ。
友人とよくジャズバーや色んなカフェに制服を着て出入りして逃避行していた。
高校の昼放課についつい自転車で「ランチ」と称して遠出をしたものである。
ある日は、余りに遠出をし過ぎて次の授業が終了していた時もあった。
そのとき友人が見つけて紹介してくれたお店「シネマカフェ21」があった。
名古屋栄の繁華街の路地を抜けたビル2階にあった。
もう23年以上も前の話だ。
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中へ入りそこで珈琲を頼むと
「今日は映画ごらんになられますか」
と聞いてくれる。すでに中学生の頃から無類の洋画好きであった僕は学校帰りに寄ってはしゃぶりついて観たものだ。その当時はレーザーディスクも高価で高校生には高値であった。ディアハンター、タクシードライバー、スティング 数々の名画がその僕の特等席で脳裏に刻まれた。僕にとって懐かしの「電影映写室」であったかもしれない。当然ながら今その店は存在しない。風のうわさで大学生のころ閉店したことを知った。今そこを見上げるとそんな店などまるで無かったように他のお店が営業されている。
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僕がそのお店で初めて感動した映画が「明日に向かって撃て」である。
ラストシーンを観終わって高校生の僕がちょっと背伸びし勇気をもらえた。
その日店を出ると外は雨。友人と傘もささず栄駅の地下街まで走り抜けた記憶がある。その日は濡れても格好いい事情があった。映画の挿入シーンでポール・ニューマンがキャサリン・ロスを自転車に乗せて遊ぶ場面で流れる曲が心の中に何度もリピートされていたからだ。濡れて地下街に入っても何故か血潮が流れているようで・・・少年だった僕の胸は熱く・・・ちっとも寒くなかった。
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