f8dacc84.jpg寝室の照明に当家が使用しているのがブロックランプ(アンバー)である。デザイナーはハッリ・コスキネンである。このデザインの秀逸であるのは

・照明のジャンルでフロアでもペンダントでもデスクでもなく新たなジャンル開拓
・擬態照明ジャンルの革命
・小ささの割に光るアイデンディティーである
このありそうでないのが「デザイン戦国時代」では絶対必需なのである。
この擬態デザインで重要なのはなにか?
「既存のものとの融合」
もしくは
「既存以外のものとの融合」のいずれかである。
ブロックランプでは氷のようなブロックという既存に電球が融合したものだ。
本来なら「透明色」がデザイン原型であり秀逸なのであるが
このアンバー色はそれの応用形でありそこに原型の概念からの逸脱がみられている。

Harri Koskinen(ハッリ・コスキネン)

1970年フィンランド生まれ。
ラティ・デザイン学校をへて、ヘルシンキ美術デザイン大学卒業。
学生時の1996年始め、イッタラやその他のメーカーとフリーデザイナーとして仕事を始める。
1998年ミラノ・サローネ(国際家具展示会)で「Block Lamp(ブロックランプ)」を発表し、MoMAの永久コレクションに選定され、数々のデザイン賞を獲得し世界中から注目を集める。
2000年には、Friends ofIndustry Ltd.(フレンズ・オブ・インダストリー)を設立。
機能性が高く、視覚的に美しい、暮らしを豊かにするデザイン」をコンセプトに制作活動を行う。
ガラス製品からスピーカー、腕時計や家具まで、幅広くデザイン活動をしており、世界中のデザイン賞を受賞している。
まさにフィンランドを代表する若手インダストリアルデザイナーである。