昔、天照大神が、弟の素戔鳴尊の乱暴を怒って天の岩屋へお入りになった。世の中は真っ暗闇になり、いろいろの悪い神々が出てきて、恐ろしいことや、悲しいことが次々におこったという。この宮崎の神話は通常皆既日食説が有力とされたが僕は反対意見を思っている。神話の自然現象背景からすると皆既日食はあまりにも短絡で人々の混乱もそれほど続くとは思えないからだ。

宮崎、鹿児島県境の霧島連山・新燃岳で3日、爆発的噴火が発生した。爆発は3日連続で、1月26日以降の一連の噴火活動では9回目。
日本は早期に災害対策本部を置き非難した人々の仮住居建設など阪神大震災並みの対応が急務となってきた。
近くの人に聞けば、病院は爆風で窓が割れて其の中にがん患者が入院を続けているという。農家は全滅で家畜も難しい。果たしてめどがたつのか、出口がみえないのだ。
東国原知事退陣後に自然災害、まさに国の対応が求められるのは偶然ではない。
誰が岩戸をどかすかではなく国全体でこの岩戸をどかすべきであろう。