45028fc9.jpg秘密結社好きな国民といえば
英国、そして米国である。
米国でもそれが似合うのは
サンフランシスコ、NY、ボストン、シカゴあたりか。
自由なフランスは嫌いかもしれない。
日本人もこれに向いていない。
サンフランシスコにいたときそんな「秘密結社」を知った。
礎には
「Weaving Spiders Come not here」
と書いてある。
紳士社交クラブ、「ボヘミアン・クラブ」の本部である。
礎にも刻まれているように、1872年に、芸術愛好クラブとして創立。
梟はそのシンボル。意味することは
「巣を作ろうとする蜘蛛は、来てはならない」
これはシェクスピアの「真夏の夜の夢」の一節。
つまり、自分のビジネスのために誰かを巻き込もうという意志のある人は参加するな、とういう意味。

会員になるには会員の推薦が必要。そして、厳しい審査があり、今でも会員は2000人以上。なりたい人はたくさんいて、ウェイテング・リストはいっぱいだとか。
このクラブはシスコから120キロ離れたソノマ・カウンティに「ボヘミアン・グローブ」と呼ばれる広大な土地をもっており、そこで毎年、2週間の会議が開かれる。
そこで男だけが集まって何をやっているのかは知らない。僕の知っているUCSFの教授が入会しているそうだが詳細は知らない。
前の大統領のビル・クリントンが、ボヘミアン・クラブについて聞かれた時の答えがおもしろい。

「今、ボーミアン・クラブって言った?ボヘミタン・クラブっても男だちが真裸で、レッドウッドの大木の下に立つっていうあれかい。行ったことはないけど、まあ、いいんじゃないの。フレッシュ・エアは身体にいいからね」

サンフランシスコは特にこんな秘密結社らしきものが好きな場所だ。
僕が視察したサンフランシスコGCやオリンピックGCまた極めつけはべブルビーチのお隣であるサイプレスGCは会員イコール,アメリカ陰の黒幕とも言われる。
そういえば僕の好きな映画「ゲーム」(1997年デビッドフィンチャー監督)が描く秘密倶楽部CRSもサンフランシスコとロンドンにあるというあたりフリーメイスンよろしく如何にサンフランシスコが曰くつきか伺えるものだ。img_1582308_41883452_1