c6dcba9f.jpg「アメリカ木工の父」とあがめられるジョージ・ナカシマ。彼が生み出した家具は、20世紀工芸のひとつの頂点として世界的に高い評価を受けてきた。
現在の工房を訪ねる。
クリエイティブディレクターを務めるナカシマの長女ミラはこう語る。
「最初はみなどうしても”自分流のナカシマ”を作ろうとします。が、ここの職人の使命は、あくまでナカシマを忠実に継承していくことにあるのです。」

監督ジェリー氏は語る。
「うちでは個性は不要です」と断言する。
職人魂を疎かにしているわけではない。
事実、同工房では一つの家具を最初から最後まで同じ人間が作る。「個性」は作らずとも自分の作品を造り上げる「誇り」を魂として作るのだ。
〜CASA BRUTUS2011.10月号より〜改編

「継承」とはそうやってまるで日本の伊勢宮大工のように引き継がれるのだ。変える事はいとも簡単だ。変えないことは至極むずかしい。そういうことだ。