「前立腺がんを見つけるためのPSA(前立腺特異抗原)検査が死亡率減少に役立つかどうかの検証を進めていた米政府の独立機関、予防医学作業部会は7日、健康な人が検査を受けることを推奨しないとする報告書案を発表した。同検査は、日本でも多くの市町村ががん検診として実施している一方で、専門家の間でも推進するかどうか賛否が分かれており今後の議論に影響を与えそうだ。
PSA検査は前立腺の異常を示すタンパク質を血液で調べる検査法。作業部会は、PSA検査を受けた人の健康状態を長期間追跡した欧米の5種類の大規模疫学調査を分析。検査を受けた人と受けなかった人を比較した場合、死亡率を減らす効果はないか、あってもごくわずかであることが分かった。
一方で、検査後に手術などの治療を受けて、死亡したり、尿失禁などの副作用を患うなど不利益を被る人の数が無視できないほど多いことも判明した。」
この論争をやめましょうよ。
すでに明らかなことは
・高齢者がんであることを明確に!
高齢者がん(平均年齢70歳以上)のがんに全年齢分析の当て込みは無用である。もともとの期待余命が短いうえにリードタイムバイアスが長いがんであるからだ
・PSA検査とPSA集団検診は違うっていうことを明確に!
PSA検査が悪いみたいな報道は間違いである。誰だってがんが早期発見されたいからだ。個人検診は有用である。集団検診は問題がある。論点を明確に報道すべきだ。また早期発見してどうするのかが問題で「PSA監視療法」みたいな経過観察もあるわけでその後の治療の副作用まで論点にすべきではない。
・まとめ
PSA検査は明らかに有用な検査。希望者がしかるべきタイミングでしかるべき頻度で受けることが重要。集団検診は75歳以下に限り税金が使用できるのは3〜5年に一回とすること。がんを発見されても治療が不要な「超低リスクがん」の存在を明示してPSA監視を行うこと。