031fb924.jpg今年も100本以上映画を見ることが出来た。
なかなか秀作が多かったが自分の「my favorite」に加えるほどの優秀作は
残念ながら見当たらなかった。ちょっと古いが去年の「socialネットワーク」以降である。あくまでもDVDでの評価になるが「Unstoppable」や「unknown」、「The Adjustment Bureau」は切り口は想定内であるが見せ方が新鮮で佳作である。

The Adjustment Bureau:これを観ると自嘲気味にも自分にも準えてしまう。
America、SFから帰国してまもなく、急に日本画を描きたくなり取りつかれたように100号もの大作を墨絵で描いた。一つは「滝の絵」もう一つは「高野山」である。墨絵など習ってもいないし、描き方さえ知らなかった。
通常、この大きさの大作ならば一箇月以上が相場であるが深夜遅くまで没頭してそれぞれ三日間で一気に描きあげた。「滝の絵」は故ナカムラmasterにも検閲してもらいほどなく「那智」の既視図と断定された。なるほど実際の写真と比べてみると岩肌も含めてよく似ている。「高野山」の全景も検閲してもらった。

ほどなく二枚の絵が描かれて動きが出た。とある霊媒師が突如としてその二枚の絵を嗅ぎつけ我が家にやってきたのである。「運命的」に現れ、執拗に「干渉」しだしたのである。そして家族それぞれにこう伝えたのだ。
「・・・・・」衝撃的な内容は秘匿とする。意としては「別離を義務」と伝えたのである。反した場合の「結末」も伝えられた。
そして二枚の絵は「何千人のひとたちがウゴめているから」として神社で焼かれた。

そして二人は・・・・更に力強く・・・共に「生涯歩むこと」を固めた。
我々にとっては些細なことである、「再確認」の作業に過ぎない。
The Adjustment Bureauのように「運命のtest」は今までも何度もあった。
今後もあるだろう。
testのたびに思う。
「何が重要かではない、どれが重要かでもない、これが重要なんだ」と


人は自分で選択し決定することで自分の、自分たちのアイデンディティーを確認している。それは「人によって」ではない、あくまで「自分によって、自分たちによって」が肝心なのである。自分たちでその一瞬を決めて、次の一瞬を感じれる慶び。
今ある当たり前の世界を一枚一枚捲っていく手作業を大切にしたい。