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表地には100%ピュアコットンを使用。ニット編みの衿、ゴルフの複雑な腕の動きに対応するラグラン袖、リブ編みの袖口、ボタン留めのフラップ付きポケットを採用。裏地にはG9特有のフレーザー・タータンを使用し、当時としては非常に画期的な撥水加工と防風加工を施している。これらにより英国の天候が変わりやすい場所でもこの一着を持っていけば事足りるという便利goodsだったわけだ。加えて動きやすくgolfでもっとも服装が関連するswingのtopの形を窮屈に感じず作ることができることからこの名前が使われた。
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折しもこの1937年は全英オープンではあの Henry Cottonが優勝した年である。(この Henry Cottonは有名なgolferであるが彼のライフスタイルをオマージュして今伊太利亜brandまで展開されるようになっている!!)1937年頃といえば日本のgolf界はまだまだ混沌としておりようやく前年に戸田藤一郎氏がマスターズに日本人で初めて招待された曙期でもある。G9考案の1948年頃はいわば本当の意味で日本のgolf界が動きだした時代。林由郎の活躍が思い出される。この1948年は全米オープンでBen Hoganの優勝、そして全英openではHenry Cottonがまたしても優勝している思い出深い年でもある。数々の名プレーヤーがこのG9swingtopを着こなしてgolf場へ向かったことであろう。