0ebebebc.jpg予見したとおり石川遼が苦しんでいる。
「練習場では理想のスイングができることもあるけれども、それが試合でできないという形がずっと続いている。ファーマーズのときにはいい感じで打てていて、そこでもう『できた』と思い込んでしまうのが人間。だから、できなくなってしまうと『おかしいな、おかしいな』と混乱してしまう。その繰り返しですね。できるならば、自分がマシーンに、精密機械になりたい。ドライバーや平らなところのアイアンショット、そしてパターとか、同じスイングを機械的に繰り返して打てるようになりたい」

1980年代ことあるごとに「精密機械になりたい。マシーンになりたいんだ。」そう語った男がいた事を覚えている。
マスターズchampionに3度耀く英国のニック・ファルド氏である。
かれはデビッドレッドベター氏に師事し「精密機械」を目指した一人。
それまで190cmを超す長身を生かしてロングヒッターであった持ち味を封印してマシーンになることを選び悲願を達成した。

再度、忠告したい。まずもって飛距離を伸ばそうとすることはもう止めるべきだ。
ドラコンプロではない。トーナメントプロなのだ。精密機械と長距離は両立しないと断言できよう。
現代の中で、ニックファルド的な精密機械を後継しているのはルーク・ドナルドであろう。目指すはそこにある。これも断言できる。
この境地にたどり着いたならもう邁進できるはず。
もう「350Yを目指したい。」とか「ドラコン大会に出る」とか封印して
精密機械のように点で狙い、精密機械で居ながら勝負どころで「心」で負けない選手になっていただきたい。我々はじっと応援するしかない一介のamateur golfer。
でも遼くんや松山くんに世界majorを期待する応援者である。きっとこの二人ならやれると信じている。