4500f774.jpg子供の頃、僕らは銀河鉄道999に何かしら夢を抱いて観ていた。
「将来こんなふうに汽車にのって宇宙に行けたらな。」
宮沢賢治氏にしろ松本零士氏にしろ、そんな幼い頃の夢を具現したものが銀河鉄道だったのだろう。

「2050年宇宙の旅」はエレベーターで
エレベーターに乗って地上と宇宙を行ったり来たり――。
こんな夢のように壮大な構想を、ゼネコンの大林組(東京)が20日、2050年に実現させる、と発表した。鋼鉄の20倍以上の強度を持つ炭素繊維「カーボンナノチューブ」のケーブルを伝い、30人乗りのかごが、高度3万6000キロのターミナル駅まで1週間かけて向かう計画という。
「宇宙エレベーター」はSF小説に描かれてきたが、1990年代にカーボンナノチューブが発見され、同社は建設可能と判断した。米航空宇宙局(NASA)なども研究を進めている。

今回のエレベーターのケーブルの全長は、月までの約4分の1にあたる9万6000キロ。根元を地上の発着場に固定し、地球の自転の遠心力で飛び出さないよう頂点をおもりで押さえる。一方、ターミナル駅には実験施設や居住スペースを整備し、かごは時速200キロで片道7・5日かけて地上とを往復。駅周辺で太陽光発電を行い、地上に送電する。

「宇宙エレベーター」名前はなんかイカさないが、ボクの眼にはエレベーターの箱は見えない。僕らの眼にはこれはちょっと垂直に上がっていくのだがこれこそ「銀河鉄道」なのじゃないかと。ケーブルはまさに「線路」。途中、途中にターミナル駅が存在する。エレベータの箱だってもっと気持ちが温まるようにデザインしたら「汽車」の形にだって出来るはずだ。サンフランシスコのケーブルカーのようなdesignでもかっこいい。ケーブルがあるんだからまさにケーブルカーだ。またエレベーターの箱を連結して「車輌」にも出来るはずだろう。将来的にはどんどん、遠くへ遠くへ「ケーブル」をつないでどこかの星にまで到達できることも可能なはず。

「2050年宇宙の旅へ 宇宙旅行は線路(ケーブル)のある旅」
ロケット旅行やスペースシャトルの旅行から一気に変革が起きている。
星野哲郎のように乗車チケットを手に入れたい。20120220-159541-1-L0