
「今回のテーマはRUGGED TRAD何を着るかなんですが・・・」
「あれだけFree&Easyに触れておいて全く同じテーマ・・芸がなさすぎというか・・」
「今回はイタリアから見たRUGGED TRADなんです。」
「そいじゃボリオリで決まりじゃん。KITSUNEでもいいけどね。」
「KITSUNEはフランスですよ。しかもボリオリじゃ此処で取り上げる必要もなし」
「ボリオリは値段が高騰しすぎましたね。10万円超当たり前みたいな。5万円台だからこそ意味があったのに」
「っそう、RUGGED TRADってある意味、普遍的価値観のものを選んでいる、その選択眼そのものに意味があったわけ。そのfashion選択にRUGGEDの本質があるわけ。こんなに高くちゃ、もはやRUGGEDじゃないよね。」
「一気にボリオリってhighブランド化したよね。」
「まあ社長一族がそれを夢見ているからしょうがないよね。その人生観もRUGGEDじゃない。」
「となるとイタリアbrandでRUGGED TRADはずばり・・。」
「まあ今ボクがRUGGED TRAD御三家と思っているのが
1 L.B.M 1911
2 アクララマ
3 ROYAL HEM
この三つ。」
「何でこれら3つが御三家?」
「ずばりアメリカのTRADをモダナイズしていること、そしてまず値段が適正であること、普遍的な高品質であること、将来において見ても時代に左右されない骨太なdesignであること」
「それを満たしているってこと?」
「っそう、特にLBMはjacketとパンツどれもイイ。これは総合的なRUGGED TRADbrandとして確立している証拠」
「イタリアで最も古いファクトリーブランドのひとつ、〈ルビアム〉。1911年、イタリア北部の町マントヴァで、ルイジ・ビアンキが彼の名前と町の名前をあわせたブランド“Luigi Bianchi Mantova”を立ち上げ、小さなお店をオープンしたのがその始まり。1930年代には、会社とブランド名をLubiamに変更、2006年にはイタリアンラグジュアリー、ハイクオリティ、エレガンスを代表するブランドとして君臨するLuigi Bianchi Mantovaラインを始動した。その同年に、スポーツウェアラインとして発表したのが〈L.B.M.1911/エルビーエム1911〉である。1世紀にもわたり、マントヴァにある自社工場にて最高品質の衣料品を生産し続けてきたLubiam。現在では名だたるブランドの生産も手がけ、また、数々の栄誉ある賞にも輝いてきたLubiam社の歴史と伝統、技術力を背景に生産される〈L.B.M.1911/エルビーエム1911〉は、カジュアルでモダンなコレクションでありながらもクオリティの高さは随一。アンコンスタイルのジャケットや製品洗いを施したコートやスーツを中心に展開しており、特に製品染めを施したジャケットはラインナップも豊富で高い評価を得ている。」
「急に機械みたいに喋り出してなんだよ。なんかどっかの棒読みじゃないか?」
「このLuigi Bianchi Mantovaって名前この頭文字でルビアムだしLBMだし。パンツやジャケットのタグみるとこのフルネームって載ってるよね。それも何か嬉しいんだおね」
「アクアラマはずっとリモンタ社のナイロン素材なんかを上手くジャケットに利用したdesignで注目されているけど今季2012年は一気にコットン色を強くしているよね。今までこのナイロン素材を支持してきた人にとっては早くデッドストックを漁ったほうがいいね。完全に方針転換。」
「コットン素材でもエラスタン入で動きはさすがによさそう。さらにちょっと此処はビンテージ加工してRUGGED感を強めている。」
「ここがパンツやったりバブアー何かとコラボしたらものすごく大化けしそうなbrandだよね。実際貴方去年だけで
何着ここのジャケットをゲットした?」
「7着です。はい。」
「そんだけ良かった?」
「コントラストsilhouetteもいいし、トラベルジャケットしても万能だし、RUGGEDにもソフィスケードにも使える。」
「最後のROYAL HEMはまあ値段がすごいよね。お値打ち。ここんちのダブルジャケットはサイズ感といい出来栄えは値段3〜4倍払っても納得するでしょ。」
「ここのGLAYのジャケットはすんばらしいい。ブルネロクチネリにも負けないauraがあるよね。値段は6分の一でしょ。すごいよ。実際ここの社長は今のイタリアのPITTIでも一番お洒落だよね。まあRUGGED TRADとして選んで間違いないよね。」
「まあ脱ボリオリ派はこぞってこれら御三家に鞍替えしても納得するでしょ」
「日本のselectはまだ2012はボリオリに執着するらしいからボリオリで骨折りってことにならなきゃいいけど」
「今日は臭い駄洒落で締めたくなかったけど。最後もう一度なんでRUGGEDがイタリア視点なの?」
「RUGGED TRADを具現化するのにちょっとUSAbrandのmade in asia傾倒がどうも骨抜き感アリアリなんだよね、そんな使い捨て感覚のデザイン感に付き合いたくないって感じ」
「でもってengineerED Gなんかが鬼の居ぬ間のMade in NYですっかり世界的なRUGGEDbrandになっちゃう時代性。これはもうこれからは根を張って自国で作るRUGGED感が重要。となるとスバリ、日本のデニムブランドとイタリアのファクトリーに期待するしかないって図式」
「っもう、この御三家がしばらく値段が上がらず財布に優しいRUGGEDブランドであることを願うのみっつ!」