imageCAL17T7W「幕垂れ」を新調することにした。
わが家では玄関の所謂「暖簾」を「幕垂れ」と呼ぶ。
伊勢神宮宜しく
茶道の世界宜しく
幕垂れは
・外との臨界を隔て
・邪気を跳ね返し
という考えのほかに
・家の空気を清澄なものとし
出かけるときは
・気持ちを引き締めさせ
・背中を後押しし
帰宅するときは
・背中に背負う雑念を払い
・清らかな気持ちに戻し
・触れることで癒す
効果を持つとされる。
それゆえ京都に始まる暖簾文化があるのかもしれない。
(お店・割烹などに使うことでまたお客が戻ってくるとされる。)

今回の幕垂れはその京都老舗の「山宗」さんの天竺木綿の厚手生成を選択した。
92cm幅を一幅としてそれを二幅としている。
長さは掛ける高さに依るが
地面高100cmから70cmを基本としている。
仕上げは母フロッグ氏。
母のいつもながら見事な仕上がりである。