12月16日は何の日と言われてさっと答える人は余程の記念日マニアか電話関係の仕事の人であろう。
12月16日は『電話創業の日』である。
1890年明治23年同日、東京と横浜で電話の営業がスタートした。
加入者は東京155人、横浜42人だった。その加入者の大部分が企業家もしくは政治家であったという。

そういえばその同じ年の1890年を振り返れば第1回衆議院議員総選挙が、1890年(明治23年)7月1日に行われていた。つまり初めての衆議員が選出された年なのである。その半年後に電話開通。これは偶然ではなく必然の流れであったようだ。
1890年その当時の定数が300人。現在の定数は480人。
これに参議院までも作られ大増員。

電話はごく一部の人しか使わない1890年から大きく様変わり。黒電話からプッシュフォン。そして夢のコードレスフォンが家庭に普及。重い移動型携帯電話過渡期を経て、そして一気に携帯電話時代へ突入。更に今ではスマートフォン時代へ。20歳以上の誰もが携帯電話を持つようになった。
電話が誰でも馴染みがあるようになるのと同様に誰でも成ることが出来るようになった国会議員。
有名人になれば政界へ、政党を作ればどこからともなく候補者を寄せ集める。
更に政党もスマートフォン新機種のように大量発表。

さて電話が身近になって我々は便利になった反面、本当に幸福になっているのか?
国会議員や政党が増えて我々の生活は本当に幸福になっていくのか?
折しも2012年12月16日480人の衆議員を選ぶ第46回衆議院議員総選挙が行われる。
これも偶然ではなく必然なのであろう。