知と無知知っている、わかったと判断すればそこに線が引かれる

線はやがて境界となり、そこに塀が出来る

おのれでは広大な大地を知り得たと思えても所詮「塀の中」

悟ることはやめた、知っていると思うことはもうやめた

塀は壊され、まっ平らになり、境界は無くなり、線が消えた

やがておのれは一歩を口笛を吹きながらすすむと下をみれば

旧い消えかかった線が見え隠れする  そうかあの線を超えたんだと・・

知らないフリして、足でその線をさらに消す

また一歩、そして一歩、無知は愉しい、歩いていけばいいんだから

by soy