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甥っ子ポッターから電話
「今回のChoiceなかなかいいよ」
201号を契機に季刊となり硬表紙雑誌に戻った。
これでなくてはいけない。

あれが2011年。
懐かしい思い出。

choiceは今や季刊に戻った・・・。

1号創刊号から100号を所有し今でもバックナンバーを主に読む。
僕らの年代で100号を所有しているのは僕と彼だけか。

Choiceの黄金期はまさにそこにあると考える。
1990年代までの日本のゴルファーは二種類しかいなかった。
「choiceを読むゴルファーと読まないゴルファー」である。

今のゴルファーはかくも二分されるかもしれない。

「choiceを知っているゴルファーと知らないゴルファー」である。

さて恒例の2014日本ベスト100コース
first10もsecond20もあまり変化なし

定番の廣野、川奈、鳴尾が海外設計家の代表御三家である。
僕は井上誠一の評価が年々下がっている。
ベスト10に4つの井上設計のcourseがあるのは果たして妥当か、未だ疑問だ。

当然といえば当然なのが「西那須野」と「ポナリ高原」second20入。おそらく来年は下がるのがchoiceのやりそうなことだがR.VヘギーとRフリームの大傑作。日本らしさもあり海外にもっと知られるべきコースだ。

井上誠一にふれるなら30年以上さらに経過したときやはり葛城山名がもっともcourseとして魅力があるのではと考える。やはりcourseに立体感が無いとベスト10には相応しくない。

海外の方に上田治の代表作がなにかと聞かれればやはり「小野」「下関」ではないか。
余談にとどめたいが「門司」がベスト100にさえ入っていなくて井上誠一偏重?これいかに?

R.T.Jrの日本での功績は今後上がるであろう。
ゴールデンバレーにしてもスプリングフィールドにしても10年単位ごとに評価は上がるとみる。
彼の設計は偏屈だが長期的視野が見える。

大洗、龍ヶ崎、愛知カントリーや東広野、黒潮、桑名は視察した経験上残念ながらやや「駄」である。
本当に見識をもって選んでいるのか疑問の余地が多い。


そういう意味で民主的に多数決で選ぶランキングは本質的に魅力ある部分を反映しにくい。
民主主義でこだわりあるコースが選べるのか?
大いに独断性が輝るべきカテゴリーである。

いうなら好きな服ベストをすればラルフローレンがベスト1となりブルネロクチネリやキートンはベスト30にも満たないであろう。好きな時計であればロレックスが一位になりランゲ&ゾーネは後塵となる。好きなレストランでいえばミシュランに影響され町の優れたレストランは影を潜める。好きな絵画はと聞かれればゴッホやダ・ヴィンチは出ても新進気鋭は評価されないだろう。

民主主義は最も難しい。
そしてパネリスト。

パネリストの見識はすぐに底が知れる。
「私は世界各国のコースを回った。」
「私は長年、WAHCに参加しています。」
「日本のベスト10は常に回っている。best100の60しか回っていません。」
そうこのフレーズを聞くだけで虫酸が走ろうものだ。
何度、ゴルフ自慢として聞かされてきたことか?

この類の人種は分かりやすい。
要は、自分が沢山回ってきたので一番コースを知っている!という真っ赤な鼻をヒクヒクさせる輩。
要はwineラベルをcollectしてミシュランのrestaurantを踏破してグルマンを自称する輩。
食べログでrestaurantをランキングして評価して悦に入る輩。

この類に自然と共生された大地の何たるかがわかろうものか。
数=審美眼とはなりえない。
そう主張する輩にartを深遠なる気持ちで選べる輩は滅多にいないことを。

だからそろそろchoiceはchoiceらしく
そういう俄コース評論家を排除して民主主義なんてくそくろえヨロシク

とっても閉鎖的なbest100にしてもらっていいと思っている。
廣野だって名コースはどこも閉鎖的だったんだからいいじゃない。


そういう意味ではそろそろベスト100以外に番外編を設けるべき時期だ。

魅力ある可能性の誌面として以前から提案するのは
・過去賞金ランキング1位のゴルファー10人が選ぶ「ベスト10」
・人気ゴルフ場設計家10人が選ぶ(自分の以外で)「ベスト10」
・開場20年に満たないニューコースの「ホット10」
・ある特定の「県」「地域」に於ける「ベスト10」(毎年場所を特定する)
この別項の意見は2011年当時のものであるのだが今持って実現していない。
そろそろ本腰に入れて欲しいものだ。

これらは読者も気になりベスト100以外のゴルフ場選択の決め手になる可能性がある。
ベスト100を見てもその後のゴルファーのゴルフ世界観構築に影響しにくい状況がある
上記の具体的に抽出に迫ることで核心に近づくことができると断言する。
choiceだからやれるという改革を期待したい。


さて2014年最後のchoiceを読み終えて

「 う〜ん、よくなったね、本当に 」率直な意見。

best100の選出は上記のごとくさておき、
編集した文章が今までで卓越している。冒頭の部分は躍動している。

特に秀逸はファッション!!! 車の雑誌engineなど含めて他の趣味雑誌で群を抜いて今回のchoiceのfashion編纂は素晴らしいものでした。modelもいい。構図も良い。

そしてこのWeb項の本質の一端を表してくれたかどうか・・・
「本当は教えたくなかった 私のゴルフ 隠れ家コース 」

良かったですね〜。こういうエピソートと一緒に掲載、わくわくしますね〜。
毎号しても面白いんじゃありませんか?
最終的にこれだけ集めて本にされてもいいと思います。買いたいですね、久しぶりに。

choice 昔のページを捲る回数がちょっと減りそうな今号の魅力あるchoice。
ありがとうございました。そして編集、ご苦労様でした。

写真は今年、訪ねた門司GC。