
この誌面においては3年前、4年前から取り上げてきたTAGLIATOREとLBM1911。
多くの2014年セレクトショップで取り扱われ2014年二大躍進ブランドとして確固たる地位を確立。
伊勢丹さんでは、ものすごい物量でTAGLIATOREとLBM1911扱っています。2015年春夏もこの2トップTAGLIATOREとLBM1911で攻めることがほぼほぼ決定していますね。
現在、イタリアファクトリージャケット界を代表する二大ブランド、
TAGLIATOREとLBM1911。
伊勢丹売り場担当さんに聞いてみました。

「 単刀直入に、どちらが伊勢丹さんでは、人気ありますでしょうか? 」
「 正直言って一緒くらいですね。 」
「どちらと言うよりはテイストがだいぶ違いますからね。」
「 TAGLIATOREはハイウェスト、ショートレングスを基調としていますし、一方LBM1911は若干モダンタイトでありながらアメリカンなボックスシルエットの影響を感じますよね 」
「 こうしてハンガーに吊るしていても、一目瞭然に両者違いがわかります。」
「TAGLIATOREはどちらかと言うと吊るしていてもツルってしてます。ただ着るとカチッと決まる。レングスが短くてタイトですから一見すると、トムブラウンかと勘違いしてしまいますがハイウェストはどちらかと言うとブリオーニ的。値段からするとかなりハイクラスな印象を与えます。」
「 LBM1911は吊るしている鼻から立体的アンコンが見て取れます。ただ着ると今度はシルエットが自然体なんです。レングスもノーマル。伊勢丹売り場担当に
言わせれば普段着るとなるとLBM1911でセミフォーマルなシーンや堅い印象で有りながら遊び心となるとTAGLIATORE。TAGLIATOREは現実タキシードにも力を入れていますね。こちらも売れています。」
「 ジャケパンスタイルにおいてもTAGLIATOREとLBM1911では違いがあると? 」
「 もちろんジャケパンでOKでと言う場ではお素材にも左右されますがファッションにお詳しい方であれば両者は似ているが全く違う関係と言えるでしょう。」
「 毎日着るとなるとLBM1911だし、ここ一番ではTAGLIATORE。」
「 方向性が違って今最も旬な二大ジャケットとなるので実際は両者とも求める方々が多いですね。」
「 実際に調査したわけではありませんがTAGLIATOREとLBM1911を1:2や1:3の比率で所有されると、こちらとしても着こなし度知っているなと感服いたします」
「 2010年以降ではラルディーニやボリオリが此処、日本で市民権を得ました。ただし北米や欧州ではLBM1911の圧倒的な人気が背景として挙げられます。ボリオリが総合ブランドに発展したことを1911年から続く老舗は悔しかった事でしょう。LBM1911はルビアムと言う伝統レーベルを閉じてでもこれに掛けている。2015年は総合ブランド発表も近いかもです。」
「 本日は貴重なお話ありがとうございました。」
「いぇいえ。こちらこそ 」