★等身大の自分が投影されるものであること

 ▼「人ぞれぞれの価値観があるように自分の身の丈から投影されているってのが大事ですよね」

 「ちょっとした背伸びもいい?」

 「勿論、その身の丈の投影ですからね、ちょっと大きいぐらいはいいじゃないですか。」


★額面で判断されることはないこと

 ▼「額面って一体何なのでしょうかね。」
 「弥太郎さんがオークションで何十億付いたもの選んでらっしゃった違和感。」
 「額面ってただそれだけのものじゃないですか?」

 「確かに違和感ありますよね。額面で選ぶこと自体が一番一流から遠いところにある?」
 
  「そうなりますよね、至極簡単な答え」

★未完の部分も味としてあること

 ▼「一流って完成の美なんでしょうか」
 「いえいえ決してそんなことないですよね、美を理解した方ってダヴィンチにしろ絶えず完成に近づけていく作業、
 常に常に未完であることを味として残している。一流のあるいみ秘伝スパイスがここにありますよね」

★永く付き合い自分とともに歩めること
 
 ▼「 一瞬のためにある一流ってのが刹那でどうだかわかりませんが一流だからこそ人間のちょっとした一生の一部に付き合ってくれるやさしさ、味わいを深める愛情があるってことですね」

★じかに所有して手に取ってそう感じ得ること

 ▼「今回の弥太郎さんの選んだものって所有して使用したものってどれだけあるんでしょうか。使用して所有した ものでしか責任ある発言できませんよね。」
 
 「一緒に暮らしてみて初めてわかること?」
 「そんなことばかりじゃないでしょうか、一緒に暮らさないと人に一流ですよって言えないですよ。」

★物魂が宿っていること
 ▼「物魂とか言霊とか本当に大切なものが失われている時代。ただ見せかけだけの心のこもっていない上っ面。使い捨て、大量消費社会だからこそ、こころをこめるって単純な営みが一流所以って」

★物欲の少ない人たちによっても求められること
 ▼「餓鬼や物欲の亡者が求めたがるところに一流って短絡すぎますよね、逆に頭の中に所有して既に色即是空をわかっている人も必要とする一流こそ本質があるものではないでしょうか。違いますでしょうか」

★歴史の長さではなく出で立ちに深みがあること
 ▼「ついつい王室ご用達とか創業200年とか歴史に長さだけで一流を選んでませんか?長さではなく深さってわかりますでしょうか?」 

★主張しすぎない自然体であること
 ▼「弥太郎さんの選んだ派手な椅子とかスポーツカーって誇示するものがエゴで強欲でドロドロした気持ちが淀んでくるんですよね。 本当の一流って 何より肩に力入ってなくて森林においてあっても、何もない大地でも置いてあって自然。誇示とかエゴとか全くなくて さりげないんですよね。 自然体って本当に一流の証拠」

★資本主義とは別格に存在してること
 ▼「誰誰さんの刷った希少の一枚とかオークションで値が付いたという餓鬼が釣り上げたものに付き合う。付き合わないことこそ一流ですから資本主義とは一線を隔していたいですよね。」

★やがて憂い、哀しみに色褪せても、再び輝きを取り戻すもの
 ▼「人の所有欲って儚いもの、所有するまで楽しみにして所有した瞬間あれっと半減。そうやってその物の価値って忘れ去られていく。 ただ一流のものってまた愛情ある手や眼をかけてあげれば10年経ってもたとえ100年経ってもぱっと輝きを取り戻すんですよね。 これが本物。 人間の儚さよりずっとしっかりしている物だってあるわけです。」