空前の珈琲ブームと云ったら失礼だろうか?
どこの日本の街に出かけても必ずといっていいほど存在する珈琲専門店。
昔アパレル店やカフェを経営することであったティーンの夢の自営プランは今もしかして完全に珈琲専門店ではなかろうか。穿った見方であるがことに男子たちの視線はまさに焙煎した珈琲豆に注がれている。

珈琲専門店が関東中心に出店ラッシュ。大阪、京都、福岡、京都、名古屋と出店は全国に飛び火している。
そんな中、珈琲関連分野の業種も充実している。滋賀県を拠点とするKINTOさんは珈琲のマグカップやカラフェ、フィルターなどを販売して好調であるし珈琲豆などは自家焙煎をうたうショップが軒を並べている。
もう一度問いたい。
今なぜにかくも珈琲が流行っているのか?

よく珈琲と対比される紅茶も相も変わらず安定した静かなブームである。
似てはいるのだが紅茶がやや女性寄りの印象であるのに対して珈琲は男性寄りのイメージ。
しかしながら最近の珈琲を好む女性たちの台頭は目覚ましく珈琲専門店のカウンターを占拠するのは今や女性たちが主役となっているのだ。

肝いりの男性マスターがちょっと粗びき気味に挽いた豆を上質の紙フィルターに移して軽く適温の湯で蒸らす。
ゆっくり中心から外側に向けて先の伸びたケトルで湯を注いでいく。
どうだろう。珈琲から周囲に広がるこの香り。この香りに魅了されたら最早引き返すことはできない。
カジタ珈琲店を覗けばそんな珈琲フリークが所狭しとわんさか週末に押し寄せている。
全国の名店で自分好みのテイストを探したが終局、この名古屋に好みの味が見つかるというのは地元冥利に尽きるというものだ。

何か飲み物と一緒に肖像写真を撮ってくれるといったらあなたは何と一緒に撮るだろう?

日本酒もいい。
スコッチもいい。
それぞれの被写体のイメージ、十分過ぎるほどわかります。

ワインもいい。
焼酎もいい。
それぞれの被写体のイメージ、ライフスタイル感が湧き出ます。

これは酒場やレストラン、うーん夜の雰囲気、やっぱりお酒が織りなすマジックでしょうか。

そして
珈琲・・・。

上のお酒たちに負けないほどストリー性が出ています。
湯気と一緒に香り立つほどにね。

これなんでしょうね。

今なぜかくも珈琲が流行っているのか?

なんとなく、なんとなく理由(わけ)がわかったような。