最高級ラグジャリーブランドを2000年以降ラウンドしてまわって最近痛切に感じることは

「 親しみやすくなっている 」ということだ。

つまるところ 売れていないので・・・という解釈かもしれないが、圧倒的にお客が少なくなり最高級で売れていた時代はすでに終焉しているといっても過言ではない。

ただし、エルメスなどそこに最良質と付加価値を感じている消費者はいまだ群がっているのは確かだ。
バブルやリーマンショック以降においても0.1%富裕層以外に中流であろうとも手を出していた最高級ブランドであるがファストファッションの時流にて陥落しつつあるブランドも多い。

ラルフローレンは最高級ではないが最高級も扱っている。そういう観点ではブルックスブラザーズもそうだ。
ラルフローレンに至っては数十万円のスーツもあるし100万円も超えるものも実はざらにある。その一方でポロマークのポロシャツやラグビーなどカジュアルアイテムにも手を出していた。そんな中でファストファッションの超時流が押し寄せて飲み込んでいった。 客はその質感に同程度且つ付加価値なしと判断したのである。
ラルフローレンの現CEOが創業家の意見を対立して退社方向のいま、再度ラグジュアリーブランド復興の兆しは厳しい。

ラグジュアリー消費者はマスプロダクツを眺めてものの良質感とちょっとした付加価値を感じつつ
いったん最高級を舐めて知ったうえで

もうそこまでは必要ないと判断し始めているともいえる。


モードやオーセンティックなスーツに至るまでこれでもかというタイトファッションがメンズでは主流となっていたがこうも物販が売れなくてはこの圧迫感こりごりとばかりに急速に打開と
タイトから一気にゆるさを求めてきた。
パンツでいえば太ももの渡りにしっかりワンプリーツのタックとあいまってゆとりをもたせたようなジョガーな印象である。
スーツもパツンパツンのトムブラウンよろしく短めのショートレングスは日本だけの窮屈ファッションであるが本来のドレープ感があるゆったりとしたスーツに回帰していくように思える。
まあ実際にはブリオーニさんとかチェアレアットリーニさんなどはまったくぶれずにそうやっていたように思えるが。


最高級からコスパも合わせた最良質へのシフト。
タイトからゆとり。

あるいみ ラグジュアリーブランドはこれからが品質を吟味されどこに付加価値を見出していただくか正念場となりそうな気配だ。