フォーションロテルのジェネラルマネージャーのジェローム氏とロビーでお会いしたのでマドワゼルが一緒に写真をと。
ジェロームも 「 私にとってもプリンセスでございます 」とうれしい言葉を自然に掛けます。
アノンさんもジェロームさんが大好きなようで 用心深い彼女から一緒に写真を誘われることが希少ということを熟知している執事としては羨ましい限りです 笑

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今日は美食の誘いということで、アノンさんにサンジェルマン伯爵の魔法を!お見せする約束をしています。 簡単に言えば 僕がお話をしているうちに 「 旧知の仲の大事な人と 」思えてきて
なんでも願いを叶えていただける(書いていると不思議と詐欺っぽいですね 笑)
もちろんロテルフォーションのジェネラルマネージャーさんやコンシェルジェのお力をお借りしたら
簡単なのかもしれませんがそれでは魔法と言えずアノンさんの目前で奇跡を成し遂げる!
これが約束なのです。

Nicolas Sale、リッツ パリの十代目のシェフが、伝説のレストランに星をもたらしました。
ミシュランガイドで二つ星のLa Table de L'Espadon、そして一つ星のLes Jardins de L'Espadon。
Nicolas Sale、リッツ パリの十代目のシェフが、伝説のレストランに星をもたらすことが
どれ程のプレッシャーを感じることか!!!

3年に亘る改修工事を完了したリッツ パリは、「光の都」パリでの新たなホテル体験へと
ゲストをお招きします。改修を終え、贅を極めた装飾や落ち着いたサロンが、訪れる人々を
リッツならではの雰囲気とフランス流アール・ド・ヴィーヴルへといざないます。


「 わたしはある家を夢見ていました。 私の名前を掲げて誇らしく思う家を 」
リッツパリの創始者セザール・リッツの言葉です。

病弱なセザールはその夢をフランス料理創始者エスコフィエに託します。
それから何代も何代もトップシェフが代わりながら今や10代目です。

ミシュランで2つ星が、今や日本中のそこらかしこに散りばめられて軽々しくなって久しいですが
パリでの2つ星はまさしく格と重みが違います!!!!

星を獲得できないレストランが今どきは裁判で訴えたり、自殺したりと大変な騒ぎです。
リッツパリは、ホテルという観点で巴里で群を抜いている位置にあります。
この群を抜くという表現では、世界で!!!!という意味です。
そこのメインダイニングが
「 La Table de L'Espadon 」!!!!であり
あのバーヘミングウェーと並んで世界遺産といっても過言ではない歴史を持ちます。

旅行者が、こちらのメインダイニングで食事をすることは宿泊者なら可能性を秘めていますが簡単なことではありません。
それ由縁に アノンさんとユリさんに「 魔法 」を見せる絶好の機会というわけです。


まずは ホテルリッツを隅から隅まで二人をエスコートしてくまなく案内します。

ヴァンドームパリの中でもひときわ重厚な間口から
いつものように
着飾らず 普段の二人でございます。

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私は もう何十回と出入りしていますが なんのその 二人も軽々と あの重厚にして荘厳な領域に
「 さらり 」と超えて入ってきます。 
さすがです!!アノンさん! ユリさん!

そして 誰しもが 
「 おーこれが改装した荘厳なるリッツか・・・」
と感嘆符の声を上げるであろう長ーい
長ーい
廊下さえも まったく足取りは衰えず 何か二人でニコニコしながら宣います。

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「 え? 何をしゃべっているのかしら 」
特にアノンさんがぺらべらとユリさんにしゃべっているようです。

「 華美で落ち着かなく 気に入りません 」
「 え? 」
「  色合い含めて 派手で調和がとれていなくて 気に入りません 」
「 え??????? 」「 そんな〜 」


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二人はニコニコしながらいつの間にか腰かけております。

そうか!!! 改装する前の 落ち着いた雰囲気のリッツパリが大好きだったお二人は
このモディファイした華美なインテリアがお気に召さなかった!!!! そういうわけだ。
たしかに 圧倒するブルーのカラーリング含めて配色が落ち着かないといえばそうだ。

「 奥にご案内します。 昔のリッツの雰囲気が残っておりますから 」とさらに奥に。

「 今日は こちらで食事をと思っておりましたが 取りやめしましょうか? 」
すると
アノンさんが
「 いえ 食事はおいしそうですからいただきます。どこにするかが問題ですね 」
「ウィー マドモアゼル」
そして二人にLa Table de L'Espadonのそびえる方角を手のひらで示し
「 魔法で どちらでも準備してみますので 
ちなみにあちらがリッツパリ最高峰のミシュランガイドで二つ星のLa Table de L'Espadon まず基本的に2か月待ちの状態で日曜日のランチなどは絶対取れない席です。 中をさらっと覗いてみては? 」
アノンさん
「 ふーむ 」と小さな体でのけぞって覗いて
みて
またソファに腰かけて しばらくして
「 ソウマン! そちらでいいので予約してみて! 」
「 ウィー OK! では お待ちください! 」



ここからが魔法です。
La Table de L'Espadonの受付へ のそりのそり 近づいてモソモソと話しかけます。
友人のサンジェルマン伯爵に教示いただいた魔法ですので効果抜群です。

受付の相手もニコニコと笑い始めました、数分後 
下された答えは
「 席を 特別にご用意できます ! 」 
二人の待っている席に戻り
「 今日は こちらで食事が可能となりました! マドワゼル! 」

「 さすがソウマン、不可能を可能にしますね! 」

La Table de L'Espadon!!!!! 
二人は 堂々と入場していきます。
最近、二人は フランス映画の「 シェフ! 」や「 レミーのおいしいレストラン」で
豪華な星付きグランメゾンレストラン
を何十回も観て周知しているのか
もうパリマダムの落ち着きです。


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なんかディズニーアトラクションのような写真になってしまいますね。
席を変えましょう!!
La Table de L'Espadonの世界観は
華美なメインホールではなく
過去世のころから
陽射しや星空を感じれる場所が
好みのアノンさん❣️

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アノンさんが選んでこちら➰!!!
アノンさんチョイスということは絶対です。 
ではこちらにしましょう!

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レストランスタッフに気づかれないように
こういうハシタナイジョーダンを
そっと披露するおちゃめなお嬢さん
小さなバケットをくちばしに見立てて鳥だそうです。
「 いけません マドモアゼル!! 」



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すっと一秒でこの調子、気取ったふりのアノンさんです。


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先ほどからジュースやコーヒー・紅茶 パンはより取り見取り!という状態で
パクパクおいしくたべていると 最高位置的のチーフの方がなんとも言えない上品な声で

「 マドモアゼル、ムッシュー、マダム そろそろ食事を開始してかまいませんでしょうか」

一同 大笑いして すっかり忘れていました! 食事をするのを! 冗談です!
食事しながら食事することを忘れるなんて 相当な認知症です!

やっとここでメニューの登場!! ボルテージが上がりますがアノンさんもユリさんも
ゆったり!!!!まったりとしています


さあ La Table de L'Espadonの世界が始まります!!!


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すぐに 最近 はまっているアノンさんの変顔で全く 上品になれません!
でもソムリエがふっとこちらを見ればアノンさん 上品なマドモアゼルに変身いたします。

するとまた変顔!
しゃべっていると35歳ぐらいのmadamに感じれることもありますが
実はまだまだこの世では9歳ぐらいとなっいますから
此方も アノンさんが、わざと9歳ぐらいを演じているのかと見紛うこともあります。

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マドモアゼルアノンさんを見張る! いえ失礼 見守るのはこちら執事の仕事
いくら高尚な白ワインを飲んでいても抜かりがあろうはずがありません!!



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ワインを飲むふりをしながらこうやってワイン越しに
アノンさんをしっかり見ています。

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デザートまで、しっかり
La Table de L'Espadonの世界観
サル氏の世界観 堪能しました!

サンジェルマン伯爵の魔法が効きすぎて
ソムリエやチーフの方々から
重厚なおもてなしを受けて
魔法により
さらにいつの間にかリッツの宿泊者になり!?
代金はいつものように
つけておきますと
え!え!
「 無料で食べてはアノンさんが犯罪者となる! 」と思い
魔法を解いてあげました! 笑い
アンドゥ トロウォー 1 2 3!

すると
チーフの方に
「 あなたは何度もお会いしたあの方ですよね!! 」と
なんども不思議な顔をされましたので にっこり
「 人違いですよ ご冗談を! 」
とにっこりしてあげると

キツネにつままれたような何とも言えないお顔をして 本当にありがとうございますと 僕をまじまじと
首を振りながら 
そしてまた僕を見て 不思議そうにしていました。

給仕のマネージャさんが走って追いかけていらして
ジャルダンを案内していただきました。

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La Table de L'Espadonの世界観

マドモアゼルアノンさんは一言

「 美味しかった。おなかがすいてきたぞ。 
夜はなににしよう!

執事の仕事は続きます
ボンジュール!