Museum Voorlinden

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この美術館を知っている人はかなりアートマニアであろう。


建築もさることながら 所蔵品の洗練性

そして 美術館の有する庭



ピート・オドルフ氏

ターシャや英国ガーデナー・ポールなど
ぼくも 洋の植栽を拝見し参照するガーデナーは そんなに多くない。

オリジナリティーを鑑みると どうしても 見ないほうがいい。 笑

先日 ぼくが 20年前に デザインと作庭まで行った庭が 市の景観賞を受賞したと知らされた。

自分は別に プロでもなんでもないが アートとランドスケープデザインには共通点があり

自身に自信さえあれば 相当な作品を作れる!!! ということが何より大きい。

アールドゥヴィーヴル 生活の美に それは根を生やしてつながっている。

生活の中で 描きたいものを 壁に飾りたい 絵画を 描くように

生活の中で 観たいものを 庭に咲かせたい ランドスケープを描くように



ぼくが 庭に興味を持ったときは 小堀遠州のキレイさびから入門して
その後 英国ガーデン、 フランス式ガーデン、ハーブガーデンなどを通過して

今 ナチュラルガーデニングにたどり着いた

ナチュラルとしても なにがナチュラルなのか定義はなく

観たものが ナチュラルな印象をもつことぐらいしか わからない それぐらい不明瞭だ

ただ 主役は それでも バラであったりハーブであったり オーナメントがあったりするのが一般的で

かなり それには 閉口していた。



この10年で すっかり オーナメントを持たない庭こそ ナチュラルだと思うようになった。

つまり 主役がない庭。

そこで 群生する グラス類に注目するようになった。

そんなときに知ったのが 彼 ピート・オドルフ氏だった。

Museum Voorlinden  彼の最新作ともいえる ナチュラルガーデン

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彼のような 庭が この日本では見られないこともない。

東京 三鷹のジブリ美術館の庭には 彼のような 概念のナチュラルガーデンという印象を受けた。
一度 違う視点を持って あの庭を鑑賞してもらいたい。