流行がもたらしうる変化のすべてが怖い。見慣れたこの社会を支える骨組みが実は、吹けば飛んでしまいそうに頼りない、トランプでできた城にすぎなかったと気づかされるのが怖い。そんな風に全部リセットされるのも怖いが、その逆も怖い。恐怖がただ過ぎ去り、なんの変化もあとに残さないのも、怖い。
そして彼は
今回の事が仮に終焉しても
忘れたく無いと語る。
僕は忘れたくない。ルールに服従した周囲の人々の姿を。そしてそれを見た時の自分の驚きを。
僕は忘れたくない。最初の数週間に、初期の一連の控えめな対策に対して、人々が口々に「頭は大丈夫か」と嘲(あざけ)り笑ったことを。
僕は忘れたくない。結局ぎりぎりになっても僕が飛行機のチケットを1枚、キャンセルしなかったことを。
僕は忘れたくない。ヨーロッパが出遅れたことを。遅刻もいいところだった。
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人間とウィルス
どちらもこの世のものだ
人間が人間を産み
ウィルスも人間社会が作っている
この世はすべからく色即是空
色即是空空即是色なもの
ウィルスが
現世を何物も無いかのようにしている
わけではなく
もともと
何もないのです
数学者の頭には
一人ひとりの人間があたかも
ウィルスと言うビリヤードキューで弾かれた
78億個のビリヤード球に感じようが
存在しているようで存在していないのです
ただ
いつの世も
急速にビリヤード球がいくつも消えたりするとき
人は怯えて彷徨う性
そして何かを悪者に奉りあげたい性
誰もが悪くありませんし
誰もが悪いとも言えます
だって
ウィルスには何ら悪意も罪の意識も
なく
かなり単純な奴で
人間に作られてしまったから
しようがなくそこに
あるがままにいるだけで
どうこうしようなどと
考えて動く知能など毛頭無いのだから
人間がくっついて勝手に運んでいるだけ
ズバリ言えることは
人間を
人間社会をどうしようと言う気も無いのです
ウィルスより怖いのは
今も人間
人間社会
人間行動
だと断言します
だってウイルスより複雑で
いつも厄介な奴なんだから
数学者の無料解放の本を3分で読み切り
こんな本が注目される人間社会が
やはり一番の罪だと再認識しました
こんなときは
こんな本ではなく
こんなときこそ
よき文化に触れる
よき文化に触れる
純文学!
純芸術!
純音楽!
をぜひ是非ぜひ
人間がもし助かるなら
人間が作り上げた最高良質の文化
が唯一の特効薬であると
今も昔も
信じきれます
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