IMG_20191019_191945


高峰秀子さんが1950年代のパリにひとり身を投じた旅行記はこんなご時世にぴったしの清涼剤だ。
自分を捨てた自分のために、自分を買い戻す旅行って本人は言っていたけれど
アイデンティティが母国では、縦横無尽に張り巡らされた記号や人間たちで邪魔されて
そこから本当の自己や 自分さえも発見できようもない自分は見つけ出すことも 助け出すこともできなかったんだろうね

IMG_20191019_143449_1


あらためて 旅行が 人間が人間社会が作り出したヴィルスさんらによって ままならなくなると
自分探しの旅がいとおしくなる

ででっつと 旅ってなんで そんなにいいんだろうってね センチメンタルにもロマンチックにも無いものねだりの子供になって叫ぶんですよ 
また 昔みたく 旅できるにようになりますように!って

そうおもっているひと 幸せだと思うんです。

行って そういう素晴らしい意味ある事を知っていたから いとおしいんでしょ
また いきたくなるんでしょ?

IMG_20191020_135919
PICNIC_20191025_131006452
IMG_20191019_170452


ツアー旅行を馬鹿にするわけじゃないけど
そういう 愛おしいって旅をなんやら 麻薬のように病みつくひとって
絶対 気ままな てづくり 身勝手旅行しているわけで パック旅行なんかじゃないんですよ
これ 馬鹿にしたわけじゃないから・・・ パックはパックで老人だけではいけない様なところでも
安心して行けるんだから・・・メリットだってあるわけだしね


何の話だっけ・・・

っそうそう、 旅の醍醐味って 前澤さんじゃ味わえない 孫さんじゃ味わえないんです
失礼にも はっきり言います お金持ちの安全旅行取り巻き連中とじゃ味わえないんですよ
自家用ジェットでびゅっとじゃね。

まず お金と正比例はしませんし、むしろ反比例するっていうのかな
海外でお金で買える思いでもありませんし、高級ホテルの部屋に思いでは転がってきません
旅好きなひとが 結局思い出すのって 人なんですよね
何気ないひととのふれあい

何気ない もう二度と出会わない 行きずりの人たちとの関わりが パリの風景なんぞと溶け込んで

八百屋のおじさん、ホテルのおじさん、清掃のおばさん、自転車のお兄さん ぐわっと 気配、音、笑顔とともに思い出すっていうのかな


インスタ映えに思いでは残りませんからね! 映えるところに気持ちは入らないっていうのかな
そういう絵ハガキになりそうな風景やスポットじゃないところに気持ちが動くんだよね

これ読んでわかるわかるっていう旅好き女子少なくないとおもう!

つい6か月前には巴里に居たんですからね・・・



もしまた行けるなら ありがたいことこのうえないし
もう二度といけないのなら 行けたこと 感謝しますし ね! 

そんな今でも 巴里はいまもそこにあるし 
リスボンの坂もサンフランシスコの坂は今も急こう配だし

ぼくの頭の中ではいまでもどこでもドアでつながっていますし

旅好きの旅好きたるの何たるかは 
旅に行けない時に 身に染みるしってね

IMG_20191011_135500
IMG_20191017_184646
IMG_20191017_165615
IMG_20191015_172706
IMG_20191013_134518