大した知もない奴が 教えて ほだされて 調子に乗って
事もあろうに ほざくやつが 現れる

節操もない というのはこのことだ


教えたつもりでもないのだが

知を得て首をあげ 胸を張り 虚勢をはる

自分がたいそう天下をとったつもりなのか・・・

 
まあ どうにもならない奴らをどうにかなるようにしたところで
知を得たつもりの奴らは こっちにとって都合がわるい

単に 虚勢をはることの ストラテジーを作ったところで
やっていることの その奥に つづく道が 間違いないものなのか

とても とても 浅はかな虚勢であることが すぐに知れる

それを 一度説明して そうですねとなれば たいしたもので
大概 そうはならないのが 無知な見栄っ張りだ

で それでも そういうやつらを上手く使うのが 本当の人徳者であり経営名人である
きっと 吉兆の湯木貞一さんのようなひとは そういうひとをいうのであろう

船場吉兆のお孫は湯木貞一さんを毎日 罵倒していたらしい

しかし 貞一さんは笑顔でひたすらに教えていた

いま 船場吉兆のお孫さんは その 湯木という名で お店を北新地に出された
きっと 貞一さんに今一番会いたいと思っている一人だろう