いいものに囲まれてさぞお幸せで
そんなことありません
designや良いもの 例えばHERMES
好きですが
心のエネルギー指数満点を10としたら
8とか9を10 に近づかせるきっかけを
作ることは可能ですね
コンフォートであればね
だけど3とか4をあげるとか
それ以下にならないようにする力は
持ち合わせてないんじゃないでしょうか
やはりそういう力は
愛とかには敵いません
心は 気儘なもんです
移ろいゆく中で
調子の良いときと悪いときと
まあ何という勝手な性分なのでしょう
ある本の中で描かれる主人公の女性
何不自由なく過ごすバツイチ 娘は親権は父方
実は罵倒して二人を追い出した過去
随分会っていない 会うつもりも毛頭ない
仕事は順風満帆 趣味のインテリアは大好きなCassinaで揃える トータルでコーディネートされたモノトーンのKitchen
窓の夜景はまさに自慢
友達からもなんて素敵な生活なの!?
SNSでも何万人のフォローワー
絶賛の嵐
ところが順風満帆な仕事に不正がバレて破綻
心はズタズタ 一人帰宅して素敵に映っていたはずのCassinaの家具も何かしら空虚にみえてきた
高層マンションから見えていたベイエリアの夜景さえも逆に気持を萎えさせる。
そんな彼女がすべてを整理して向かったのは香川の田舎暮らし、自給自足の暮らしさえも何故か潤いさえ感じた。
名前は伏せてスーパーに野菜を出荷して評判を呼んだ。知人の薦めでオンラインでの出品もトントンと運んだ。今の彼女には満ち足りた気持を感じる余裕も感性さえも欠落していた。 ただ今日一日何をするかを埋めて埋めて日が沈む それだけを考えていた。
そんなある日 関東の小学校からオンラインの事業所を通じて連絡がある。ぜひ修学旅行の1グループの農業体験サポート頂けないかと
正直気乗りしなかったが 知人のいいじゃない、の一言で半ば強引に決まる。
女子グループの5人
あまりにも偶然過ぎる再会
5年ぶりの娘は
誰よりも無心に体験を楽しんでくれた。
彼女も娘に 娘だと伝えられるはずもなく
あっという間に45分が過ぎ去る
5人並んで ありがとうございましたの礼
そんな一つで号泣してしまった。
畑の坂道を5人が並んで降りていく
最後に娘 が振り向いて お辞儀をしたときは
涙で全く見えなかったが
何か身体が熱く高揚したのを感じた
いつぶりの事なのだろう
この感情は
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