Z会の問題集の中の国語の問題に

日本生まれのケニア人が　日本は怖い国と表現していた

物にあふれてついつい買ってしまう国

彼は　日本は物にあふれて物が豊かだけど
精神的に豊かかどうか疑問だった

ケニアにわたって服もどろぼうされてなくなったけど
皆から服をもらった
そのときもらったのは服だけでなく　ひとのあたたかさ

ケニアは　物は豊かではないけど　精神的豊かさを教えてくれた

アノンさんが　ソウマンみたいだねと

なるほど　ぼくが物に依存しているとでも？
そこで　ディスカッションしましょうよ

彼は別にケニアにわたらなくても　どうなったら問題なかったと思う？

彼は　まさにアノンさんが言うように物に依存していた・・
だからほしいものにあふれている日本は怖いと思っただよね

アノンさん？ほしいものって何だと思う

いいもの！　そうだね

自分にとっていいもの！　まさにそうだね　
自分が　　　いいものって決めるんだよね　他のひとじゃないよね

これって
自分の価値観　なんだよね　尺度　　　

実は　価値観がしっかりしていると　物に依存や　物に支配されなくなる
価値観でしっかり決めているからね

たとえ　ぼくみたいに　たくさん買っていてもね
柳宗悦さんや芹沢�げ陲気鵑發修Δ世�

大好きな河井寛次郎さんが　面白いこと言っていたよ
「　物買って来る　自分買って来る　」ってね

どういう意味だと思う

物買って来るということは　　　
その物自体が　自分の価値観であり　自分であるっていっているんだよね
買ってきたものは　まさに自分

じゃあ　ケニアの彼は　どうだろう　　

▼

きっと彼は　日本の時代で　価値観が麻痺していたんだと思う

だから　自分を見失っていた　選ぶ基準も壊れていたんだよね
買ってきたものも　だんだん自分かどうかも分からなくなってきた

そうなると怖い国ってかんじちゃったんだよね


この物語は　別に日本が怖い国　ケニアが豊かな国ってことを言いたいわけじゃ　
ないよね


どこの国でもいえる　人間の価値観　豊かさの尺度を伝えているんだ


物が豊かであっても　精神的に豊かであるとは限らないってね

物の豊かさでは　精神的な豊かさを培うことはできない

精神的な豊かさは　自分次第だからね　自分の心次第で決まる

その心を磨くのは　社会や経済　家族　友達という外的要因の影響をうけた

やっぱり　自分　なんだよね　

問題集の文だと思わないことが重要だと思うよ

いつも　一冊の本と出会うつもりで　文章は読んでみる

なにか自分に諭してくれる文章は　大切な友人だ

これこそ　精神的な豊かさだと思うよ