ひとは弱い 

弱いゆえに はかない


儚いゆえに 脆うい 


ではどうすればという公式は
ひとがひとになったときから ない

ないゆえに 揺れる
ないゆえに いそぐ
ないゆえに 絶つ


家族が
友人が
助けうるというものでもない

社会が
知人が
家族が
それを逆に押すことだってある

おのれを分析しすぎるな
おのれをやゆするな
おのれを批判するな

おのれをかばえ
おのれを褒めろ
おのれを大切に
おのれを比較するな
おのれの記憶を消し去れ
時には
おのれの弱さからくるすべてのものを
既読スルーせよ

忘却はときに必要だ

人は脳をもっている

人は考えるひとだ

だから 弱い

考えるから 弱い

考えることをやめるのは
簡単ではないだろう

絶つこと以外で
考える事をやめるのは
二つ方法がある


無になるか

有になるかだ


無の境地は難しい

ならば 有の境地でいくことだ

さらに有を さらに有を塗り重ねて
有を無にして 有を無にして 有に 
向かうことだ

立ち止まれば 君は また考えるだろう
進みなさい 弱きものは 進みなさい

そして有を生み続けなさい
そして 全うしなさい