世界中の陶芸家を見てきて
眼を見張る陶芸家を10人挙げろと言われれば
上位五傑の中から必ず外れない3人に
河井寛次郎
浜田庄司
バーナードリーチを挙げてきた。
もう20年もの間 その判断は なお変わらない。
これからも 変わらないだろう
世界で見た場合は バーナードリーチの陶芸に与えたインパクトはあまりにも大きい
陶芸を 芸術の域にまで高めたのは 何あろうか リーチである。
日本人の親友といえば 浜田庄司 ともに セントアイブスで暮らして切磋琢磨した
思想家 柳宗悦とともに民藝運動を興した
そうそう 彼の独特の 物と云えば スリップウェアである
味わい深い作品が多い
どこか 愛らしい
どこか深い
彼が 無功徳で 島根の出西窯にまで足を運んで 教えた陶芸は今も継承されている
わが家で もう何十年愛されている出西窯のカップである。
このリーチ直伝の持ち手の特徴的なかたちは 手にしたひとならわかる愛着にして馴染む
英国の息子に宛てた 手紙をみると インクのことがわかる
彼は 英国時代から この手の 不思議な色のインクを好んで使用した
掛け軸を描く際もこのインクを使っていた
だから お嬢の絵をみて バーナードリーチ降臨かと唸ったわけである
お嬢も よくリーチの作品を見せているから 影響があったかもしれぬ
いま 濱田の故郷 益子参考館にて リーチと濱田 展覧会を催している
バーナードリーチと濱田庄司の足跡に触れるとともに 二人の切磋琢磨が伝わってくるようだ
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