日本のみならず 世界のファッション界をけん引してきた賢三。
70年代は彼に皆が驚かされたし感動させられた。
パリのELLEのファッション特集の巻頭を飾り特集20ページの内13ページが彼の服であった。
それほど 「 何かを変える 」と革命的な幕開けであった。
内なる炎 バイタリティー 発想力 彼のたぐいまれな3つの要素は
喜寿を越えても衰えを知らなかった。
昨年 パリ・サンジェルマンを訪ねたときに彼のアパルトマンを見ながら
敬礼した。
彼がいたからヨージがイッセイがカワクボがSACAIがあるのである。
彼がいたから ファッションオタクのおのれがあるのである。
日本のサンローランだった パリで初めて本質的に認められたファッションデザイナーだった
2020年パリ左岸サンジェルマン一等地のアパルトマンで精力的にデザインしている様子が偲ばれる
本物のインフルエンサー。
センセーショナルな言動をもってして何かを動かすことをしない。
彼の通った道が やがて センセーショナルな感動を生んでいく。
そこに センセーショナルな言葉はいらない。
影響は作るものではない。
与えるものでもない。
本物の影響は 影響は初めから意図とされない
歴史に残る影響はそういうものだ
内なる炎を 静かなる炎を
ひとり そして ひとり またひとり
気づいた人たちがゆっくりゆっくり感じる
静かなる感動が渦を巻いて
やがて影響となる
彼のインフルエンスは 続く
サンジェルマンのアパルトマンは主の帰りを
静寂の中 待っている
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