1960年代に父の友人がイタリア旅行したときに
「 おい DANESEは寄ってきたか? 」はとっても感度が高い連中には洒落た挨拶だったと訊きました


それほど 小さなショップで始まったミラノのダネーゼは今のコンランショップのような役割を持っていた
そうですネ あの当時ですからいかに革新的!!!だったか。

テレンスコンランが企業した伝説的インテリアショップ ハビタがたしか1964年でしたから1957年に創業したダネーゼはこの手の先進を突っ走り 世界中の初のライフスタイルショップの一つであったかに愕然とさせられます。

「人間はものに関わり合いながら生きていく だから重要な意味をもっている 物も人も」 
というダネーゼの言葉に
最も同感した男がENZO MARIであり 

ひとつの時代は DANESE=MARI中心だったと思う。



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大学時代はフィリップ・スタルクとエンツォ・マーリに夢中だった少年。(はいボク)

マティスのリトグラフを部屋にかけて
マリオベリーニの椅子に座って
フィリップスタルクのアレッシーレモンスクイーザと ダネーゼのティモールを机に並べて
悦に入るのがお決まりだった。
(今でこそ普通の空間デザインだけどあの当時はネ)

この頃は特に馬鹿げたほどのバカで
浜松の湖のほとりに存在した1990年代までCassinaの家具を日本史上売ったアートフェラーナの社長と
何が最も空間デザインでイケているか本気で談義をしていたおお馬鹿野郎の少年であった

はーー!
でも基本
今でも変わんないね
ダネーゼ=マーリであり それ=ティモール

この間 これまた名古屋で最もCassinaを売った男と20年ぶりにバッタリ再会したんだけど
やっぱりCassinaの店で (笑)
驚いていたなぁ
いないですよ 空間デザイン業界人でもこんなに
ずっと好きな空間フェチ!馬鹿野郎は!って
失礼ですよ

さてと
あの当時使っていた スタルクとマーリは今でも使っているからこれも驚きだ。
スタルクもマーリも老いてもなお冴えわたり次々と元気な新作デザインをプロデュース!

もちろん HABITATのコンランもショップを世界展開してお元気にディレクション!

彼らが居なかったらと 思うと 今のインテリアは15年は遅れていただろうし
もっと寂しいものとなっていたのは間違いない

life is short , products is perpetual 

時代に継承していくべきタイムレスな贈り物だ
アノン嬢が日付をくるくる変える
この時点で継承を約束されたも同然

ダネーゼ=マーリ=ティモール
カレンダーのゼンマイが巻かれた



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