トランプとバイデンの選挙速報をいつになくanonお嬢が気にしている。小学4年生だというのにクラス内でも結構な話題になるようで 「 性格や顔からしたらふつうはバイデンを選びたくなるけど もし日本人にとって将来のことを考えると案外トランプのほうがいいかもよ 」と娘は言っている。
彼女は僕のように毎日文章を書く。
僕が私設ジャーナル誌としてこんな誌面を展開するのにあこがれて最近は高機能ノートPCまで机にセッティングしている。パワーポイントで自由自在に発表なんぞしたいようで今年の夏の自由研究 「なぜ 庭は美しいのか」はこのパソコンで楽しそうに切ったり貼ったりしていた。
ただ文章はやっぱり鉛筆で書いて悦に入るのが嬉しくて 今は先生とのほぼ毎日の作文提出と上級生の仲良し三人組の中での交換日記６年生と５年生の友人と２冊を同時進行連載中らしい。
もともと学校の課題で小学１年生の頃に始まったものだが もうanon嬢以外は誰も提出していないらしい。
彼女は好きで書いているだけなのだ。
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最近は 文章を書くのが楽しいらしく 書いては読んで 大笑いして さらに書いては笑っている。 次には声に出して読みだして 大笑い。 なかなか筆は前に進まないがまた書いては笑い、書いては笑いの繰り返しだ。
家族で１００マスドリル計算チャレンジをお題として書いている様子。
「 先生 どうなったと思いますか？ 父ｵﾋﾛｶｽﾞはよっしと立ち上がって私たちに挑戦して得意げに満面の笑みを浮かべてやり切った感、どうしてあんなに勘違いができるというのでしょうか。 果たして 結果は・・私が１分２０秒 さすが珠算１級のおユリさんは１分５秒 ｵﾋﾛｶｽﾞはなんと２分！だったのです。 えっつという驚きの顔 見せてあげたかったぐらいです、 これは勘違いウィルスによるものなのでしょうか、あの自信！これを学習問題に例えるなら なぜﾖｼﾉﾘ先生（担任）はあの勘違いウィルスに感染していないのか？答えなさいというところでしょう 先生この空欄にワンコメントお願いしますね！ 」
おユリさんが読み上げながら感心してｱﾉﾝ嬢に見えないように振り返り すごいでしょ と相槌を求めます。
交換日記を読むと 「 これアノンが選んだのめちゃめちゃセンスいい！さすがアノンのセンスだね 」と５年生や６年生から持ち上げられている。 なんという親バカなのでしょう。
いずれにしろ 毎日本を読むことも凄いけど 毎日文章を書くと もう如実に文章というには生きてくるってこちらにもわかるから面白いところ・・・。
神保町で行くたびに古書を求めるのだが
こんな一節を書き記されている
神保町にしてこの本
この本にしてこの一節の妙ありか
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獅子文六というちょっと忘れられた 生きた文章を書く名作家の「父の乳」を読むとこんな一節がある
「 何か眩しいような 眼を開けてるのが面倒のような気持ちでそうなるのだが 自分では気づかず人に言われてその癖を確認するようになった。 私にはそれが父の遺伝のような気がしてならないのである。 」
ｱﾉﾝ嬢はとかく 良いことは お気に入りのﾋﾄﾐ叔母さん（ﾕﾘの姉）の遺伝子といい
悪いことは全部 ﾎﾞｸ ｵﾋﾛｶｽﾞの遺伝子という。 とかく最近問題となっているのがお買い物好きの遺伝子を笑いながら この遺伝 似ちゃったね〜どうやっても拭いきれないと茶目っ気たっぷりに言ってくるのである。
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ぼくが東海高校 いわゆる真面目な進学校に在学したころ、ぼくの書いた走り書きがちょっとしたブームになった。結構目の肥えた本好きがクラスにもいたのであるが よくﾎﾞｸが授業中にメモ書きしてそれを隣に回すと授業中に読み始めて隣が笑い出す 。 またそれを隣にまわしていく、 僕は さらに次の「つづき」メモ用紙に次の章を書き出すという案配で作家ﾗｲﾝ作業が始まるわけだ。
気づくと授業半ばには生徒の実に半数がﾎﾞｸのメモ書きを読んでいるという・・・最終的には 大声をあげて笑い出す生徒が続出して僕が叱られる。 そんなころは 東大理�靴�ｽﾄﾚｰﾄ合格したお世辞を言わない石原くんが「君は絶対に作家かテレビの脚本家になったらいい！こんな面白いのは本でも読んだことがないよ 」と授業中に真面目に言われたのを今も覚えている。 ありがとう石原君！ｷﾗｷﾗ
ｱﾉﾝ嬢もいずれ早熟に授業中に書き出すのではと担任からの呼び出しあるんじゃないと
内心冷や冷やなのである。この件に関してﾖｼﾉﾘ先生 ワンコメントよろしくお願いいたします。
秋にミシェル・ペトルチアーニ
おすすめです!
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