昔から職人気質とは、お世辞も言わないし余分に語ることはない。
などとされる時代は遠くかなた。
喋りはよいが腕はない、そんな職人ばかりと揶揄されることもある
特に料理界はそんな職人に枯渇した代表格だろう。
とりあえず先輩に好かれないと大人数の超一流大御所料理店の有象無象の弟子たちの中から
見いだされることもない。特に腕を披露する場もない若手修業時代ならなおサラだ。
和久傳さんなんかの支店には、そんな口が立つが腕は二の次の料理人がよく送られてきていた。
まあ大体、本店から放置放任されているわけでモチベーションは駄々下がりだ。
すぐに客前で文句がでる、数人そんな店長を拝見してまあやむなしだろうと了見していたが
新たにお出ましになった青年は思うところは顔にでるのだが、だだ黙々と腕を動かし続けている。
見上げたものだ、味はしっかり自分の本質を見出している。
そんな彼も京都に戻って和久傳を退社することになったと報告された。
店を出した暁には真っ先に行きたいと思った次第だ。
丁度、数人でお邪魔しようと思った矢先に電話すると「 ちょっとまだお店だせていない 」と苦笑されていてそんなかんなでこんな社会情勢で時は流れた。 それでもちょくちょく彼のことを思い出す
やはり稀有な才能は、折に触れ浮かんでは消え 浮かんでは消え 頭からは結果 離れることはない。
「 希少な才能だったなと 」思い出すのである。
▼
ようやく彼のお店にお邪魔した。
彼の配慮なのか貸し切り状態である。
もともと寡黙でお世辞を言わない性格。
沈黙のなかにいい顔した彼が出迎えた。
次々と供される懐石。
ちょっと久しぶりなんでハイパーに攻めています。と
彼が京都へ戻る前に、ぼくらは家族ともども京都転居が水面下にて決定しており
法外な報酬でいわゆるヘッドハンティングされて
住む場所まで購入していたのであるからして契約書に印鑑も押していたのであるから
彼には、「 先に京都で待っています 」と笑っていたぐらいなのだ
一の皿、二の皿で 眼を丸くした。 ユリさんも同時に顔を見合わせた。思うところは一緒であったのだろう。驚くほど美味で繊細、そして斬新であったのである。
フランスの風も感じる味。 なんともたとえようもない初めての味である。
何枚か写真は、美味で撮り忘れた。 それほど再会の嬉しさは、舌をも唸るほど驚嘆のうちに終わる。
彼には ただただ美味しいことを伝えた。嬉しそうであるが彼らしいお店になっていることが何よりもこちらは嬉しい。京都で必ず立ち寄りたいお店がまたひとつ増えた。
この北大路界隈は、6年前に本気で京都移住をする計画で家購入候補地の一つであった。
ぶらついてみる。
あまり知られていないが京都の植物園は、必見である。特に温室は空前だ。めちゃくちゃ大きいコンニャクの巨大花、驚愕でした(笑)
まったく関係ないのですが7年前のちょうど同じ日は
川で遊んでいたりしたり・・・
6年前のちょうどこの日は東京六本木のとあるセレブブランドのVIPルームでシャンパンを
飲んでいたことを走馬灯の様に思い出した。京都転居がほぼ決まっていた矢先のころだ
それが京都に転居する万全の状態で、あとは突然の発表を数日後に控えたところで
それは本当に突然 自然崩壊したのである。 本当に今思っても不思議なことはあるものだ。
祇園祭を最高潮に盛り上がる京都に、このように意味がある再会をする。
分岐点を思い出すために必然に帰ってくるというものだ。
などとされる時代は遠くかなた。
喋りはよいが腕はない、そんな職人ばかりと揶揄されることもある
特に料理界はそんな職人に枯渇した代表格だろう。
とりあえず先輩に好かれないと大人数の超一流大御所料理店の有象無象の弟子たちの中から
見いだされることもない。特に腕を披露する場もない若手修業時代ならなおサラだ。
和久傳さんなんかの支店には、そんな口が立つが腕は二の次の料理人がよく送られてきていた。
まあ大体、本店から放置放任されているわけでモチベーションは駄々下がりだ。
すぐに客前で文句がでる、数人そんな店長を拝見してまあやむなしだろうと了見していたが
新たにお出ましになった青年は思うところは顔にでるのだが、だだ黙々と腕を動かし続けている。
見上げたものだ、味はしっかり自分の本質を見出している。
そんな彼も京都に戻って和久傳を退社することになったと報告された。
店を出した暁には真っ先に行きたいと思った次第だ。
丁度、数人でお邪魔しようと思った矢先に電話すると「 ちょっとまだお店だせていない 」と苦笑されていてそんなかんなでこんな社会情勢で時は流れた。 それでもちょくちょく彼のことを思い出す
やはり稀有な才能は、折に触れ浮かんでは消え 浮かんでは消え 頭からは結果 離れることはない。
「 希少な才能だったなと 」思い出すのである。
▼
ようやく彼のお店にお邪魔した。
彼の配慮なのか貸し切り状態である。
もともと寡黙でお世辞を言わない性格。
沈黙のなかにいい顔した彼が出迎えた。
次々と供される懐石。
ちょっと久しぶりなんでハイパーに攻めています。と
彼が京都へ戻る前に、ぼくらは家族ともども京都転居が水面下にて決定しており
法外な報酬でいわゆるヘッドハンティングされて
住む場所まで購入していたのであるからして契約書に印鑑も押していたのであるから
彼には、「 先に京都で待っています 」と笑っていたぐらいなのだ
一の皿、二の皿で 眼を丸くした。 ユリさんも同時に顔を見合わせた。思うところは一緒であったのだろう。驚くほど美味で繊細、そして斬新であったのである。
フランスの風も感じる味。 なんともたとえようもない初めての味である。
何枚か写真は、美味で撮り忘れた。 それほど再会の嬉しさは、舌をも唸るほど驚嘆のうちに終わる。
彼には ただただ美味しいことを伝えた。嬉しそうであるが彼らしいお店になっていることが何よりもこちらは嬉しい。京都で必ず立ち寄りたいお店がまたひとつ増えた。
この北大路界隈は、6年前に本気で京都移住をする計画で家購入候補地の一つであった。
ぶらついてみる。
あまり知られていないが京都の植物園は、必見である。特に温室は空前だ。めちゃくちゃ大きいコンニャクの巨大花、驚愕でした(笑)
まったく関係ないのですが7年前のちょうど同じ日は
川で遊んでいたりしたり・・・
飲んでいたことを走馬灯の様に思い出した。京都転居がほぼ決まっていた矢先のころだ
それが京都に転居する万全の状態で、あとは突然の発表を数日後に控えたところで
それは本当に突然 自然崩壊したのである。 本当に今思っても不思議なことはあるものだ。
祇園祭を最高潮に盛り上がる京都に、このように意味がある再会をする。
分岐点を思い出すために必然に帰ってくるというものだ。
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。