●ジェントルモンスターは、2011年にスタートし、現在グローバルで12以上のフラッグシップストアと3つの小型店を展開。15年に572億ウォン（日本円で約63億円）だった売上高は16年に1551億ウォン（同約170億円）、22年に4000億ウォン（同約440億円）まで拡大した。17年には、LVMH傘下の投資会社Lキャタルトンから700億ウォン（同約77億円）の投資を受けるなど、欧州ラグジュアリーからも注目される存在だ。
●今期はマルタン・マルジェラとのコラボモデルも注目されるが、ここで以前から業界内でとても疑問であった事
それは、なぜに中国製!?と言うこと。

●元々、韓国は2000年代近辺からメガネ業界はとても競争社会で、それ故
ソウル市内では数々のメガネ店が立ち並ぶ。
今でこそ、日本でもJINZやZoffなどその日に購入、レンズ作製は当たり前であったが
韓国ではもう25年以上も前から常識だったのである。

改めて、なぜに得意のメガネで隆盛を極める韓国の注目No.1のジェントルモンスターが
自国製ではなく中国製なのか!?である

●実は、メガネのトップブランドとチープなファストブランドでは昔から製造国に歴然とした違いがあった。

一般的には、ラグジュアリーな高級ブランドは、殆どがメイド・イン・イタリーかメイド・イン・ジャパンだったのである。

イタリーでは、有名な産地がベッルーノであり対して日本ではご存知、福井県の鯖江である。殆どが、高級ブランドと言えば二大産地に限定されていたのである。

ところが近年では、そこに中国の深圳（シンセン）が加わったのである。（あくまでも生産本数と言う意味での3大産地）

深圳と言えば、あのハーウェイはじめハイテク産業の所謂、中国のシリコンヴァレーである。今では、先の、ベッルーノと鯖江、そして中国が世界の高級ブランドメガネの3大産地になっている。ただし、深圳にはファストブランド的なメガネが集中している、ローコスト、大量生産的な、メガネである。職人的な高級ブランド産地は深圳とは別となる。


つまりあの巨大な中国であるゆえ深圳にはとどまらず、それ以外に広東省の東莞、福建省のアモイ、浙江省の温州、江蘇省の丹陽などでも作られているわけで特に浙江省の温州は中国メガネの聖地である。

▶ジェントルモンスターは、
当時は韓国のメガネ産地である大邱市を
製造拠点としたが
当初韓国での自国生産拡大も検討したが世界
ラグジュアリーメガネの製造レベル精度には
到底厳しいと判断、となると選択肢は
イタリーか
日本かとなるのだが
生産コストにおいて全く利が立たない
悩んだ結果、
結果的に、当時、徐々にハイテクを屈指し
ラグジュアリーで手の込んだ精度あるメガネ
に着手し始めた浙江省の温州に白羽の矢が立った。
そういうわけだったらしい。
最終的には、資金力を背景に中国の生産工場
を丸ごと買収して拠点を移転したのである。
浙江省の温州は、古くから日本の鯖江を目指した中国メガネの聖地…。
なるほど……今ではレイバンなどもイタリー製
そして日本製以外にも中国製が散見される
何となく、中国製とみれば「えっ」
となるが、中国製も今や超ハイレベルから
ピンキリ………。
韓国ナンバー1メガネブランドが中国製の謎
理由は、複雑と言うよりむしろ
シンプルであった…