とある客が、東京のSABON（イスラエルの人気美容用品店）へ香水のONEGを求めた。
店長が、「　よくご存知で今こちら男性にも女性にも、とても人気なんですよ、私も詳しくないんですが何でもヤコブコーエンと言うイタリアの高級デニムの香りに似てるという噂で!すごい反響なんですよ、残り1個でラッキーでしたね」
その話は、名古屋店でも大阪店でも、博多店でも、聞いていた。
ヤコブコーエン社に依ると、パンツを染めてから洗いにかけるのだが、その時の芳香剤としてパチュリーとヴァニラを絶妙に配合しているらしい。


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そしてSABON社のONEGと言う香水がよく似た配合らしいと言う当時のTwitter情報に端を発してその風説が全国に流れ出した、
そのため、日本中のSABON社のONEGは品切れとなり3ヶ月待ち!!
ネット情報でも、「ヤコブコーエンとは似てない!」「いやミドルノートが似てる!」などと大論争となった。
私はもともとONEGの愛用中だったので、日本に無ければと当時はPARISで大量に買わざるを得ず………風説はかくも恐ろしいと痛感した
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当時のヤコブコーエンの代理店の八木通商の方から直々に
「あのTwitterからこんな事になるとは!すごい反響でしたね」
と改めて連絡を受けたり、ヤコブコーエン本社からも感謝!?のメールを頂いた。

感が良い方は………
つまるところ、風説を流した本人!だったのでありまする。笑
そして………
色々ありまして、SABON社からはONEG絶版のお知らせ………原料高騰で継続困難………

風説は、今でもメルカリでONEGを販売している記載に見られ実に10年にわたり根付いている!


▶そういえば有吉さんとマツコ・デラックスさんの番組で、フォークの背中にご飯乗せる人見なくなった………とか………この間は、パスタを巻く時にスプーン使う人が激減中とか………あれらも、何を隠そう日本のとある風説から始まっていますからね〜

フォークのライス背中載せは、銀座煉瓦亭で初代の木田元次郎氏がお客にこの食べ方がおすすめですと伝えたところ、帝国ホテルなどに風説が伝わり、実に100年もの間、浸透した!


パスタのスプーン使いは、諸説あるが渋谷のスープパスタの元祖「ホームズパスタ」（HOME'S PASTA）でスープを飲むのにスプーンが供され、お客の誰かが、スプーンの上でパスタを巻き始めて、次々とあとに続いた。食べやすいと、東京内で広まり、1990年のイタ飯ブームで全国に風説が広まった!
現時点で実に35年もの間、浸透した!

それらが、更に別の風説を混じえ
「PARISなんかではご飯をこんなふうに食べられるようですよ」
「MILANOではこんなふうにパスタを巻きますよ」

PARISでもMILANOでもそんなふうには食べませんから!

日本の風説!　
それでも　それらの食べ方は個人的には、今でも　キレイで上品な気品を感じさせる日本らしいスタイル文化だと思っていますが

皆さん、風説にご用心ください